こどもの本
月刊「こどもの本」は、日本児童図書出版協会発行の月刊誌です。
当協会に参加している児童図書出版社41社の新刊情報や、児童書にまつわるエッセイや評論をお楽しみいただけます。

表紙のことば・うちむらたかし
元々は、寒さが苦手なのですが、数年前に気が付いたことがあります。
寒いとふとさみしい気持ちになるのですけど、そんなときに絵本のアイディアやイメージが浮かぶのです。創作——いや、「探求」には冷たい空気が合うのかもしれません。
冬にこそ自然はじっと眼を覚ましていて、眠りの中で見る夢が夏なのだ、とミヒャエル・エンデは述べています。冬の草木は眠っているのか、起きているのか。そんなことを考えながら、寒空の下、さみしい散歩を楽しみます。
内村尚志
幼少期を豪州で過ごす。大学在学中に仏語、西語、独語を習得。2016年にクレヨンハウス絵本大賞で優秀作品賞受賞。絵本の最新作は『くるまね? でんしゃさ!』。
https://www.takfrog.net/
2023年1月1日発行
定価(本体150円+税)
ISSN 0385-0463
月刊「こどもの本」
2023年1月号
(新年号巻頭言)
子どもの本が持つ力 岡本光晴
●特別連載
平和な世界を願って〜子どもの本にできること〜④ ささめやゆき
私の新刊
新連載
ある日の庭日記① 大野八生
新連載(心惹かれる不思議な昔話の世界①)
二〇二三年はなに年? 十二支にまつわる昔話 黒川麻実
絵本編集者に聞く⑦
榎一憲さん(あかね書房) 小野 明