“さがしています。こんな本”
月刊「こどもの本」2024年8月号より
命の本
☆マークがついているものは絵本、★マークがついているものは読みもの、◎マークがついているものは紙しばい、無印はその他(図鑑など)です。
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はやしますみ/作・絵(定価1430円 ひかりのくに)たんぼの四季を描く中で、生物が約70種登場。大きなものが小さな生物を食べる食物連鎖の様子を力強いタッチで明るく描く。 |
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西本鶏介/作、おぐらひろかず/絵(定価1430円 鈴木出版)ひとりぼっちのバイオリン弾きのおじいさんに、一匹のミツバチが曲を教えてほしいと言います。ミツバチは練習を重ねますが…。 |
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くまくら珠美/作(定価1650円 理論社)ふたりの猫が店主の「そらのほんやさん」は、いろいろをつなぐ場所。旅立ったひとと愛するひとが、本を介してあたためあいます。 |
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トレーシー・ダーントン/文、ヤスミン・イスマイル/絵、木坂涼/訳(定価1980円 ひさかたチャイルド)赤ちゃんは、今どんなだろう? 生まれてくる命を果物や野菜に例えながら、お姉ちゃんになる不安と喜びを描いた絵本。 |
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武鹿悦子/さく、江頭路子/え(定価1760円 岩崎書店)その手がどうか銃などにぎりませんように。世界中のこどもたちから平和をうばわないで。戦後70年、平和への願いをこめた絵本。 |
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竹内早希子/著、石井勉/絵(定価1540円 童心社)戦後75年目の今年、日本全国に12万人以上いた戦争孤児たちの声が、あなたには届いただろうか。渾身のノンフィクション。 |
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味田村太郎/文(定価1540円 Gakken)サイが絶滅するかもしれない……。南アフリカの地で、サイと密猟者、そしてサイを守る人たちの戦いを、記者でもある著者が追う。 |
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せきやゆうこ/文、嶽まいこ/絵(定価1760円 アリス館)誕生までの10ヶ月って、どんな世界? 胎児の成長を、果物の大きさになぞらえながら温かく見守っていく。最後に詳しい解説も。 |
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ケイティ・デインズ/文、クリスティーヌ・ピム/絵、みたかよこ/訳(定価1870円 大日本絵画)赤ちゃんはどこからくるの?どうやってできるの?子どもたちの疑問にかわいいイラストとめくりしかけで答えます。 |
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石井光太/写真・文(定価2420円 少年写真新聞社)水の問題、医療格差、命の不平等…。困難な状況にある「世界」をよりよくするための目標や行動を考えるきっかけとなる一冊です。 |
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R・J・パラシオ/原作、エリカ・S・パール/ノベライズ、中井はるの/訳(定価1760円 ほるぷ出版)ジュリアンのおばあちゃんが、子どものころに体験した戦争とは——世界的ベストセラーになった『ワンダー』のスピンオフ作品。 |
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長谷川まりる/作、おさつ/絵(定価1540円 くもん出版)主人公・ヒロの再生の物語を通して、自分や近しい人々の心の問題とどう関わっていくべきかを考える機会を提供する創作児童文学。 |
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アミ=ジョーン・パケット/ぶん、フェリシタ・サラ/え、ひさやまたいち/やく(定価1760円 評論社)小さいカバンとくるみ。それだけを持ち、おじいちゃんは海を渡った。めぐる季節と命。おじいちゃんが教えてくれた大切なこと。 |
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山村武彦/監修、YUU/絵(定価1760円 PHP研究所)地震が起こった時、台風がくる時、火事が起こった時、どうしたらいいんだろう? 具体例をまじえながら学んでみよう! |
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ローレンス・ブルギニョン/作、ヴァレリー・ダール/絵、柳田邦男/訳(定価1650円 文溪堂)年おいたゾウは自分の死期を悟るが,一緒に暮らしていたネズミはそれを受け入れられない。しかし,ネズミもいつしか成長して…。 |
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手塚治虫/原作、鈴木まもる/文・絵(定価1540円 金の星社)手塚治虫「火の鳥」初の絵本化! 鳥の巣研究第一人者・鈴木まもるが命の尊さを鮮やかに描く。今だからこそ届けたい、希望の物語。 |
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平林雅和/監修(定価各3300円 保育社)ペットーと一緒に暮らすうえで知っておきたい健康トラブル。飼う前や飼ってからも役立つ健康・病気に関する知識を紹介。 |
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マイケル・ローゼン/作、クェンティン・ブレイク/絵、谷川俊太郎/訳(定価1650円 あかね書房)愛する者の死がもたらす悲しみを、徹底して見つめる中から浮かびあがる、命あるものへの慈しみと深い慰めを描いた感動の絵本。 |
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國森康弘/写真・文(定価1980円 農山漁村文化協会)恋ちゃん |
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鈴木まもる/作(定価1430円 小峰書店)キリン,ゾウ,サイ,カバ,コウモリ,パンダ……。どうぶつのあかちゃんは,どうやって産まれてくるのだろう。命の大切さを語る。 |
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由井薗健、粕谷昌良/監修、小学校社会科授業づくり研究会/著(定価3520円 誠文堂新光社)世界が直面する18の人権問題を扱ったビジュアル図鑑。SDGsの基礎知識が学べ、多角的に考える力が身につく。 |
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大塚敦子/著(定価1540円 ポプラ社)さまざまな経歴をもつ保護ねこたち。彼らが託してくれたいのちとすごしたかけがえのない時間、出会いと別れの物語です。 |
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ようろうたけし/さく、よこやまかんた/え(定価1760円 講談社)「じぶん」ってなんだろう?人と自然のかかわりをやさしい言葉とあたたかいイラストで紡ぐ、世界で一番わかりやすい養老先生の本。 |
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ジョイ・カウリー/著、デヴィッド・エリオット/絵、杉田七重/訳(重版未定 さ・え・ら書房)老メンドリの命と、キツネの命。お母さんの命と、そのお腹で育つ小さな命。毎朝三千羽のメンドリが卵という名の命を産み落とす……養鶏場を舞台にした、これはまさに命の物語。したたかな老メンドリと繊細な心を持つ少年とのたのしいやりとり、胸いっぱいにせまってくるクライマックスの感動をじっくり味わってほしいです。 |