“さがしています。こんな本”
月刊「こどもの本」2018年11月号より
「性」について考える本
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杉本貴士/著(本体1400円 新日本出版社)思春期を迎えた著者は、周囲の求める「男らしさ」に応えられず、同性を恋愛の対象としている自分に気づきます。深い葛藤の中から見えてきたものとは。 |
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名取寛人/著(本体1300円 理論社)女性に生まれ、スカートが嫌でジャージで通学し、男性だけの世界的バレエ団で活躍した名取さんのエッセイ。性別で悩みに遭遇した時、手引書となる1冊。 |
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頼藤和寛/監修(本体1000円 ひかりのくに)「あたらしいいのち」の項目で、両親の出会いからお母さんが妊娠し赤ちゃんが生まれるまでと、成長し、老年になるまでの人の一生を図解しています。 |
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WILLこども知育研究所/編著・池下育子/監修(本体1100円 金の星社)はじめての生理、ダイエットや脱毛など、女の子が持つ不安や疑問を解消してくれる1冊。かわいいマンガとコラムで、「体」と「心」の変化について紹介。 |
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北村邦夫/監修・WILLこども知育研究所/編著(本体2800円 金の星社)思春期の子どもたちが感じる戸惑いや悩みについて、また多様化する家族、性についてマンガとコラムでやさしく説明・解説。巻末にはQ&Aを掲載。 |
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岩室紳也/監修(本体1300円 金の星社)ママにはよくわからず、パパも意外に知らない男の子のオチンチン。オチンチンの仕組み、洗い方、ケア、トラブル、包茎、病気、ケガなど解説します。 |
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サッサ・ブーレグレーン/作・枇谷玲子/訳(本体1500円 岩崎書店)男女平等の先進国スウェーデンは、国会議員が男女半々。男女がともに思いやり、だれもが平等に自分らしく生きるとはどんなことか、考えてみませんか。 |
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藤井ひろみ/監修(本体3000円 PHP研究所)LGBTってなに? もしも自分や友だちがLGBTだったら? こころの性とからだの性って? さまざまな性のあり方を伝える1冊。 |
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横田明子/作・塚越文雄/絵(本体1300円 くもん出版)4年生のはるかは「遺伝子組みかえクリーム」で、みごと脱毛に成功! でも、お父さんとおじいちゃんにはるかがわからなくなってしまい……。 |
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山本直英/監修・和歌山静子/さく(本体1300円 童心社)「ぼくはどこから生まれたの?」自分のアイデンティティーを確かめるための、子どもの真摯な問い。この絵本を片手に、こたえてあげてください。 |
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山本直英/監修・山本直英、和歌山静子/さく(本体1300円 童心社)体の中のプライベートゾーン。私ではない人がさわったり、のぞいたりしたらどうする……?自分の心と体を自分で守ることの大切さを描きます。 |
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山本直英/監修・山本直英/さく・和歌山静子/え(本体1300円 童心社)どうして男の人と女の人が一緒にくらすのか、なぜ異性にひかれるのか。ギリシャ時代の寓話をヒントに夢とロマンをこめて語ります。 |
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サトシン/作・西村敏雄/絵(本体1300円 文溪堂)家族の中で1匹だけ赤い色をしたあかねこ。あかねこは自分の色が好きなのに、みんなは同情ばかり。そんなあかねこはある日、家を出ます…。 |
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レナルト・ニルソン/写真・ラーシュ・ハンベルイェル/解説・楠田聡、小川正樹/訳(本体4500円 あすなろ書房)受精から誕生まで、独自の撮影技術を駆使して胎内の様子を記録した驚異の写真集。命の神秘と、その重さが伝わってくる!世界一美しい生命誕生の本。 |
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エイミ・ポロンスキー/著・西田佳子/訳・まめふく/絵・松中 権/解説(本体1500円 学研プラス)学校の演劇で、ぼくは女神の主役を演じたい。「男子が女子の役を」と言われても自分らしく生きたい。─12歳のグレイソンは一歩進み始める。 |
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日高庸晴/監修・中山成子/絵(本体1800円 少年写真新聞社)思春期を迎える子どもたちに向けて、セクシュアルマイノリティとは何かを解説しながら、お互いの自分らしさを尊重することの大切さを伝える絵本。 |
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平原史樹/監修・井元ひろい/絵(本体1800円 少年写真新聞社)小さな細胞が、お母さんのおなかの中でどう育ち、赤ちゃんになるの?という疑問と、いま、自分が生きていることの素晴らしさを考える絵本。 |
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村瀬幸浩/監修・いがらしあや/絵(本体1800円 少年写真新聞社)思春期の心身の変化を安心して受け入れるために、心や体の大切さを学び、自分がかけがえのない存在であることに気づかせ、自己肯定感を育てます。 |
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北村邦夫/著・監修(本体900円 小学館)思春期&性の人気ドクター北村先生のお話と5編の少女まんがで女の子の心と体の成長を伝えます。下着選び、恋の12ステップ、SNS術など話題も豊富。 |
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やまもとなおひで/ぶん・さとうまきこ/え(本体1200円 ポプラ社)小さな男の子のための性の絵本。性差から、プライベート・ゾーン、性被害、そしていのちの誕生までをやさしくわかりやすく語ります。 |
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土屋麻由美/文・相野谷由起/絵(本体1200円 ポプラ社)あかちゃんの大切なごはん、おっぱいは何でできているの? あかちゃんはどうやっておっぱいを飲むの? おっぱいをとおして・命・を考える絵本。 |
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デボラ・エリス/作・もりうちすみこ/訳(本体1600円 さ・え・ら書房)人が人を好きになるのはいけないことなのか。革命後のイランを舞台とした、愛し合う二人の少女たちの悲しい運命を描く実話をもとにした物語。 |
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柳生弦一郎/さく(本体900円 福音館書店)どうして女の人のおっぱいは大きいの? それはね、赤ちゃんにお乳をあげるため。子どもたちの素朴な疑問に答えながら、母と子のつながりを描きます。 |
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やぎゅうげんいちろう/さく(本体900円 福音館書店)「おへそ」ってなんだろう? おなかの飾りかな? おへそへの疑問は深まるばかり。おへその役目と母から子へ受け継がれる生命のすばらしさを伝えます。 |
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渡辺大輔/著(本体1400円 平凡社)あなたの・性・はなんですか?LGBTだけじゃない、「普通」の性のあり方も通して、どう社会の中で生きていくかを考えよう。 |