日本児童図書出版協会

児童書出版文化の向上と児童書の普及を目指して活動している団体です

“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2005年2月号より

とりの本

 2歳の息子には、家のベランダにやってくるスズメと、ビデオや絵本でみるペンギンが同じ「鳥」の仲間だということが不思議なようです。今年は酉年。鳥インフルエンザの流行でイメージの悪くなった鳥ですが、いろいろな種類の鳥が登場する本を紹介してください。(長野県・母親)

学校は小鳥のレストラン

漆原智良/著・森上義孝/絵(アリス館 本体1300円)

野鳥の観察に取り組んできた学校が閉校することになった。校舎は老人の介護施設に。小鳥と人々との交流を描く。鳥のイラストも美しい。(小学高学年から)

「アホウドリ」と生きた12年

岡本文良/作・高田勲/絵(PHP研究所 本体1360円)

江戸時代、嵐で船が漂流し、12年にわたって無人島暮らしを強いられた船乗りたちの物語。生きるための工夫と忍耐が心を打つノンフィクションです。(小学高学年)

カラスの大研究

国松俊英/文・関口シュン/絵(PHP研究所 本体1200円)

どちらかというときらわれ者のカラスは、実は大変にかしこい鳥なのです。カラスと人間とのかかわりをおもしろく描いたノンフィクションです。(小学高学年)

スズメの大研究

国松俊英/文・関口シュン/絵(PHP研究所 本体1250円)

意外に知られていないスズメの生態から人間とのかかわりまでを広くさぐったノンフィクション。写真やイラストを多用した構成になっています。(小学高学年)

うぐいす

安房直子/文・南塚直子/絵(小峰書店 本体1243円)

野ばらがにおう春の月夜でした。森の中の小さな病院に、「こんばんは」と、すんだ声でたずねてきた、小柄な娘がありました。安房直子のファンタジー。(小学低学年生から)

10わのいんこ、どこいった!

クェンティン・ブレイク/作・さかいきみこ/訳(小峰書店 本体1300円)

毎朝、同じあいさつをくりかえす博士にうんざりしたインコたち。博士をからかおうと、みんなでかくれてしまいます。楽しいかくれんぼのはじまりです!(幼児から)

ひとまねまねっこ とりだらけ

井上正治/作・絵(岩崎書店 本体1300円)

ある村では、みんないつも人のまねばかり。みんな同じものをつくったり、飼ったりしているへんてこな村。そこで村長さんは……。(幼児から)

鳥の巣の本

鈴木まもる/文・絵(岩崎書店 本体1500円)

産卵から約2ヵ月使われる鳥の巣は、形も大きさも材料も、それぞれに違います。その絶妙さや鳥の生活をたのしく、美しく紹介しています。(小学低学年から)

シジュウカラからシジュウカラ

重原美智子/作・絵(岩崎書店 本体857円)

意外に気づかない町の中の野鳥。意外な野鳥をその鳴き声とともに見つけていきます。親子で野鳥に親しめる、たのしい絵本です。(幼児から)

ペンギンの国へごしょうたい

中村庸夫/文・写真(旺文社 本体1067円)

かわいくて、ふしぎな鳥ペンギン。子育てのしかたなど、あまり知られていない生態を素晴らしい写真を添えて紹介したノンフィクションです。(小学低学年から)

とべとべ!フワフワ

わしおとしこ/作・中村庸夫/写真(旺文社 本体1238円)

コウテイペンギンの赤ちゃん・フワフワは、いつか空を飛ぶ日を夢見ています。やがて一人だちのときを迎えたフワフワは…。南極を舞台にした写真絵本。(小学低学年から)

ほーら、大きくなったでしょ(8)

ふくろう

M・リング/文・K・テイラー/写真・山口文生/訳(評論社 本体1100円)

生まれて一人前に成長するまでの様子を、カラフルな写真とゆかいなおしゃべりで紹介。小さな生命へのやさしい心を育てる、動物絵本。(幼児から)

どうぶつ、これでものしり博士(1)

とりのせかい

R・トムソン/文・M・プレッジャー/絵・せなあいこ/訳(評論社 本体1200円)

鳥ってどんなもの? さまざまな鳥について説明しながら、ゆかいなクイズをだします。ページをひらくと、こたえが わかるよ!(小学低学年から)

ぼくとくらしたフクロウたち

ファーレイ・モワット/作・稲垣明子/訳(評論社 本体1500円)

草原で2羽のフクロウを手に入れたビリー。それから、犬やハトやウサギにヘビなど、他のペットたちとの大さわぎの毎日がはじまる-。(小学中学年から)

あかいとり

あべ弘士/作(童心社 本体1400円)

あたまが赤い鳥、目が赤い鳥、足が赤い鳥にくちばしが赤い鳥……赤い鳥たちが一斉に集まった! 存在感ある絵が自然のふしぎを伝える絵本。(幼児から)

したきりすずめ

松谷みよ子/文・片山健/絵(童心社 本体1400円)

むかし、山で、じいさまの弁当くって、すずめがくうくうねておった。じいさま、すずめをつれかえって、かわいがったが、ばあさまは……。(幼児から)

ふくろうのそめものや

松谷みよ子/ぶん・和歌山静子/え(童心社 本体800円)

むかし、からすは、まっしろだったって。きれいな色のとりたちをみて、ふくろうのそめものやにいった。はじめにきいろにそめてもらって…。(幼児から)

なつペンギン

塩野米松/作・村上康成/絵(ひかりのくに 本体1200円)

暑い夏の日、1羽のペンギンが日本のある町にやってきました。寒い国生まれのペンギンは暑さに弱いんです。なんとか涼しい所を見つけたいのですが…。(幼児から)

さよならのうた

松岡節/作・いもとようこ/絵(ひかりのくに 本体1400円)

お兄ちゃんになったすずめのチュン。うれしくてつい話しかけたのは…ねこのゴン! さあ大変。とっさについたウソから、どんどんふくらんで…。(幼児から)

がんばる! たまごにいちゃん

あきやまただし/作・絵(鈴木出版 本体1100円)

大きくなりたいけどまだ甘えたりもしたい…。子どもが成長する過程での微妙なココロのゆれを、卵と鶏をモチーフにして描いた大人気シリーズの1冊。(4歳から)

風にのれ! アホウドリ

長谷川博/著(フレーベル館 本体1553円)

絶滅寸前といわれたアホウドリ。その数を増やすため尽力する1人の研究者がその道のりをいきいきと語ります。夢の実現の喜びを感じられる1冊。(小学中学年から)

リトルペンギンのきしゃぽっぽ

メアリー・マーフィ/作・三原泉/訳(フレーベル館 本体1100円)

ペンギンの男の子、リトルが汽車をうんてんします。乗ってくれるのは動物たち。鳴き声がリズミカルにくりかえされる絵本です。(2歳から)

あかねこくん

エリック・バテュ/作・もきかずこ/訳(フレーベル館 本体1200円)

あかねこくん、野原でたまごを見つけました。このままひとのみ? いやいや小鳥にかえしてからと、大事に育てているうちに…。(4歳から)

鳥の親子

沢近十九一/文・嶋田忠ほか/写真・藪内正幸/絵(国土社 本体1456円)

動物行動学の父・ローレンツ博士の実験を紹介し、ひなと親鳥の不思議なきずな、ゆかいな子育てなどを、貴重な写真で解明した本格的な動物絵本。(幼児から)

絵本むかしばなし傑作選(18)

こしおれすずめ

岩崎京子/文・田代三善/絵(国土社 本体1300円)

子どもたちにいじめられ、ケガした子雀を助けたおばあさん。雀がお礼にくれた種をまくと…。『舌切雀』と並び語りつがれた昔話の傑作。(小学低学年から)

ペット119ばん(4)

小鳥

七尾純/構成・文・真田直子/監修(国土社 本体2200円)

時に私たちを癒してくれるペットの小鳥。その正しい飼い方、病気やケガの予防と手当を、小鳥専門の獣医さんがやさしく厳しくアドバイス。(小学低学年から)

とりかえっこ

さとうわきこ/作・二俣英五郎/絵(ポプラ社 本体1200円)

遊びにでかけたひよこは、出会った動物たちと次々になき声のとりかえっこをします。帰ってきたひよこの鳴き声にお母さんはびっくり!さて……。(3歳から)

かっとびジャック

山下明生/作・しまだ・しほ/絵(ポプラ社 本体1200円)

ジャンプがうまいのでかっとびジャックと呼ばれているイワトビペンギンとアデリーペンギンの子どもたちが南極を舞台にくり広げる楽しい愉快な絵本。(4・5歳から)

なぞの渡りを追う─オオヒシクイの繁殖地をさがして

池内俊雄/著(ポプラ社 本体950円)

日本で1番大きな雁ガン・オオヒシクイ。秋から初夏を日本で、あとの半年をロシアですごします。ロシアの科学者と協力して、渡りのルートを探る旅をします。(小学中学年から)

たんちょうづるのそら

手島圭三郎/作(リブリオ出版 本体1700円)

北海道に春がくると、たんちょうづるのなきごえがひびきます。極寒の地に生きる1組の夫婦を通して、美しく、悲しいたんちょうづるの世界を描いた絵本。(小学低学年から)

おじろわしのうみ

手島圭三郎/作(リブリオ出版 本体1700円)

おじろわしの子は輪をえがき、遠くへ飛び去る。そして、生きる知恵を教えた親はいつまでも見送る。版画家の描く、おじろわしの巣立ちまでの感動絵本。(小学低学年から)

はいたかのふゆ

手島圭三郎/作(リブリオ出版 本体1700円)

はいたかとは、北海道に棲む小さな「たか」のこと。厳しい季節に小鳥を捕まえる苦労、からすから身を守る苦労などを木版画でダイナミックに描いた絵本。(小学低学年から)

チャンティクリアときつね

バーバラ・クーニー/作・平野敬一/訳(ほるぷ出版 本体1600円)

ずる賢いきつねにだまされたオンドリが、森へ連れ込まれる寸前、上手くきつねをだまして難を逃れます。-有名なカンタベリー物語からのお話です。(6歳から)

ボルカ

はねなしガチョウのぼうけん
ジョン・バーニンガム/作・木島始/訳(ほるぷ出版 本体1400円)

生まれつき羽のはえていないボルカ。せっかく毛編みのセーターを編んでもらっても、兄弟たちから、仲間はずれ。1人ぼっちのボルカ-大丈夫なのでしょうか?(4・5歳から)

ターちゃんとペリカン

ドン・フリーマン/作・西園寺祥子/訳(ほるぷ出版 本体1500円)

ターちゃんは、新しい長靴を波にさらわれてがっかり…。キャンプにきた少年と、年老いた1ぴきのペリカンとの交流を静かに、温かく描いています。(4・5歳から)

庭を出ためんどり

ファン・ソンミ/文・キム・ファンヨン/絵・ピョン・キジャ/訳(平凡社 本体1800円)

自立して、自分で卵を育てようと願っためんどりにチャンス到来。それを生かすには、どうするか?家族の絆や生き方を問いかけるお話。(小学中学年から)

チャボ物語

いわむらかずお/作・絵(平凡社 本体1748円)

田舎の小さな町の雑木林で繰り広げられる7人家族と動物達の物語。主人公の8代目ボスのチャボは、リーダー性に優れ数々の難関を斥ける。(小学中学年から)

パリの青い鳥

ヴェロニク・ウィルマン&ジョエル・ルブロン/作・今江祥智/訳(BL出版 本体1400円)

買い物に出かけたジャンは、途中、ママとはぐれてしまいました。ところが1羽の青いハトがやってきて、パリの街を案内してくれることに…。(幼児から)

さあ、羽をあげるよ

ジャック・タラヴァン/文・ピーター・シス/絵・石津ちひろ/訳(BL出版 本体1300円)

昔、鳥たちがまだ飛べなかったころ、遠い国から男の子がやってきて、飛びたがっている者たちに羽をあげていましたが…。美しいイラストが印象的な絵本。(小学低学年から)

鳥の島

川端誠/作(BL出版 本体1500円)

大海に憧れて飛び立った1羽の鳥が、力尽きて落ちていく。そのとき目の前に島が現れて…。鳥たちの果てなき夢が胸をうつ感動作。(幼児から)

あやしが丘のおばけらんど

澤田徳子/作・瓜南直子/絵(文研出版 本体1200円)

おばけが大好きな兄妹ジュンとナナは、おばけらんどのおばけたちと親しくなった。感受性のするどいナナは、座長や座員が本物の妖怪たちだと見ぬくが…。(小学中学年から)

3ばのちびのひよこ

N・スミィ/作・末吉暁子/訳(あかね書房 本体800円)

おや、たまごがかえったよ。おかあさんどりがあたためていたたまごから、次々とちびひよこがからをやぶって出てきます。楽しい指人形絵本!(3歳から)

ぼくの小鳥ちゃん

江國香織/著・荒井良二/挿画(あかね書房 本体1200円)

雪の日の朝、ぼくのアパートに迷いこんできた、キュートでりりしい小鳥ちゃん。あかるくてすこしせつないラブ・ストーリー。路傍の石文学賞受賞作(中学生から)

科学のアルバム

たまごのひみつ

清水清/著(あかね書房 本体1500円)

だれでも知っているたまごの中。黄味と白味は、どのように変化していくのか、新しい生命の誕生のドラマを観察します。(小学低学年から)

がちょうのエレノア

ピエール・コラン/文・マリー・ジョゼ・サクレ/絵・木本栄/訳(ひくまの出版 本体1200円)

歌うことが大好きなエレノア。大きな声で歌います。でも、歌を聞かされる方は、大迷惑! けれどある日、皆のピンチを、エレノアの大きな声が救います。(小学低学年から)

ウトナイ湖サンクチュアリ物語

大畑孝二/著(ひくまの出版 本体1400円)

日本最初の野鳥の聖域(サンクチュアリ)、北海道のウトナイ湖。そこに生きる鳥たちを守るために活躍した青年レンジャーのロマンあふれるドキュメント。(小学高学年から)

トキよ おおぞらへ

国松俊英/文・鈴木まもる/絵(金の星社 本体1300円)

日本のトキが1羽を残すだけになった1999年、中国からトキのつがいが贈られました。トキと人々との交流と保護活動の歴史を感動的に描く美しい絵本。(幼児から)

ことりとねこのものがたり

なかえよしを/作・上野紀子/絵(金の星社 本体1200円)

小さなクロネコは、いつもひとりぼっち。そんなクロネコにもたったひとり、友だちがいました。それは、今まで1度も空を飛んだことのない小鳥でした。(幼児から)

あおいとり

メーテルリンク/原作・野長瀬正夫/ぶん・鈴木康彦/え(金の星社 本体1100円)

チルチルとミチルは不思議なおばあさんに頼まれて、あおいとりを探しに…。読みやすい大きな文字と立体感あふれる迫力満点のコンピュータアニメで。(小学低学年から)

小学館の図鑑NEO(ネオ)

上田恵介/監修・柚木修/執筆(小学館 本体2000円)

日本にいる鳥・来る鳥を分類順に、世界の鳥を地域別に、美しく正確な生態画に写真を加えて紹介。鳥が恐竜から進化したこと、保護問題など新情報も。(幼児から小学高学年)

天の笛

斎藤隆介/作・藤城清治/絵(佼成出版社 本体1359円)

雪の大地で次々死んでゆく仲間たちを救うには、命がけで太陽のカケラを取りに行かなければならない……。小さなひばりの大きな勇気を描いた影絵絵本。(3歳から)

ピヨピヨ スーパーマーケット

工藤ノリコ/作(佼成出版社 本体1300円)

にわとりのママとスーパーへお買い物。プリンにチョコレート、みんなの頭はお菓子でいっぱい。でも……。5匹のキュートなヒヨコたちの楽しい1日!(2歳から)

コウノトリのふるさと

関口シュン/作・絵(佼成出版社 本体1400円)

昭和46年に日本から姿を消した野生のコウノトリ。最後の生息地、兵庫県豊岡市の人々は、人工繁殖に望みをつなぐ……。ノンフィクションコマ割絵本。(小学中学年から)

江戸っ子ガラス

那須正幹/作・徳永健/絵(くもん出版 本体1100円)

ハシブトガラスのぎょろ目は、大都会東京でたくましく生きている。やがて子育ての時期になり、ぎょろ目は巣に近づく人間を襲うように……。(小学中学年から)

トキよ舞いあがれ

国松俊英/作(くもん出版 本体1165円)

日本中にいたトキも、今は2羽になってしまった。絶滅からトキを守るために懸命な努力を続ける人たちの姿を鮮やかに描き出す。(小学中学年から)

アホウドリが復活する日

絶滅を宣言された鳥の保護につくした人びと
国松俊英/作・長谷川博/解説・写真(くもん出版 本体1300円)

東京の南にうかぶ鳥島。アホウドリを絶滅させてはならないと、調査・研究、そして保護につくした、たくさんの人々びとの感動の記録。(小学中学年から)

ことりをすきになった山

E・カール/絵・A・マクレーラン/文・ゆあさふみえ/訳(偕成社 本体1400円)

草木も生えず生き物もいない孤独な岩山に、1羽の小鳥がやってきた。岩山と小鳥の友情が山を緑の楽園に変えるまでを描く。著者は文化人類学者。(5歳から)

からすのパンやさん

かこさとし/文・絵(偕成社 本体1000円)

子だくさんのからすのパン屋さんが、ある日子どもたちの意見をもとに作ったパンが大人気に! 子ども会活動から生まれたロングセラー絵本。(3歳から)

ことりだいすき

なかがわちひろ/作(偕成社 本体1200円)

さとこは小鳥が大すき。自分も小鳥になりたいと思っていたら、ある日、道で助けた小鳥から、鳥のことばを教えてもらいました。心がやすらぐ絵本。(4歳から)

十二支のはじまり

岩崎京子/文・二俣英五郎/画(教育画劇 本体1200円)

昔、神様がおふれを出した。「正月の朝、御殿へ早く来たものから12番まで順番に1年ずつ、その年の大将にする」。干支がわかる十二支の由来話絵本!(幼児から)

鳥さんとんで

中村登流/ぶん・藪内正幸/え(新日本出版社 本体1068円)

鳥は、どうして空をとべるのだろう。だれもがもつ疑問を緑がまぶしい林の中で巣だつ、オナガを主人公にときあかします。(小学中学年)

とべ あほうどり

長谷川博/ぶん・伏原納知子/え(新日本出版社 本体1068円)

絶滅したと思われていたあほうどりが、生きていました。たったひとつしかうまない卵を、親がこうたいであたため、ひなをかえしていたのです。(小学中学年)

ぼくのウィング

筑井千枝子/さく・末崎茂樹/え(新日本出版社 本体1400円)

いさむは、学校で飼っているにわとりの世話をする“にわとり当番”が楽しみだった。ある日エアガンでにわとりがねらわれるという事件が…。(小学中学年)

ひろすけ童話絵本

むく鳥のゆめ

浜田廣介/作・網中いづる/絵(集英社 本体1500円)

今はいないかあさん鳥を、栗の木のほらで待ち続けるむく鳥の子ども。とうさんと暮らす暖かいほらの中で、ある雪の夜、子どものとりがみた夢は……。(幼児から)

そだててあそぼう(20)

ニワトリの絵本

山上善久/編・菊池日出夫/絵(農文協 本体1800円)

孵卵器や母ドリにタマゴを抱かせてヒヨコをかえす方法、小屋の作り方、けんかや病気、鳴き声・ふん対策など飼育から、タマゴを使ったおもしろ実験まで。(小学中学年から)

新・講談社の絵本(8)

舌切雀

鴨下晁湖/絵(講談社 本体1500円)

他人に親切なおじいさんは大きな報酬を受け、いじわるなおばあさんは悪の報いを受けるという、昔から伝わる教訓話です。(幼児から)