日本児童図書出版協会

児童書出版文化の向上と児童書の普及を目指して活動している団体です

“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2004年7月号より

ことばあそびの本

 5歳と2歳の男の子の母です。2人とも元気いっぱい、外で遊ぶのが大好きなので、雨の日はちょっとゆううつ……。雨の季節に家の中でも楽しく(静かに?)過ごせる本を紹介してください。(大阪市・主婦)

あいうえおっとせい

ことばあそびえほん
谷川俊太郎/文・白根美代子/絵(さ・え・ら書房 本体1165円)

あいうえお50音をはめこんだ楽しい言葉遊び歌です。要領がつかめたら、替え歌も作ってください。自分の名前をはめこんだ言葉遊び歌だってできます。(幼児から)

きっときってかってきて

ことばあそびえほん
ことばあそびの会/文・金川禎子/絵(さ・え・ら書房 本体1165円)

生麦生米生卵式の創作早口言葉。試しに1つ。「はものや きものや はきものや さかやに かさやに さかなやに やおやや やどやや ややこしい」(幼児から)

くろいはかげさ

ことばあそびえほん
ことばあそびの会/文・多田ヒロシ/絵(鈴さ・え・ら書房 本体1165円)

電気は光る、光るは親父の……どこまでも続くしりとり歌。最後の連が最初の連につながって全体が輪になるきりなし歌。1行ずつ増えていく積み上げ歌。(幼児から)

おもしろことばなんじゃらほい

その1
ひろかわさえこ/編著(草土文化 本体1300円)

日本語にはふしぎでおかしなことばがいっぱい。その語源を楽しいイラストとともに探ります。(小学中学年から)

おもしろからだことば

頭編
石津ちひろ/文・石井聖岳/絵(草土文化 本体1300円)

意外と知らなかったりする「からだことば」をユーモアあふれるイラストとともに解説します。(小学低学年から)

方言なぞなぞあそび

川崎洋/著・柏木牧子/絵(草土文化 本体1300円)

いまも全国に生きていることば=方言。生活に密着しているからこそ残っている方言を知ることで、子どもの言葉が豊かになります。(小学中学年から)

どんどんちっち どんちっち

川崎洋/作・長新太/絵(学習研究社 本体1400円)

川崎洋さんが幼少期の子ども向けに書き下ろした、ことばあそびの詩16編に、長新太さんがちょっととぼけた味のイラストをつけた創作絵本。(幼児から)

どうぶつ句会語

あべ弘士/作・絵(学習研究社 本体1200円)

6名の多才(?)な動物たちが季節ごとに俳句大会を開く。だじゃれみたいな俳句から、思わずうなってしまう名句まで。俳句が大好きになる1冊。(小学低学年から)

がらすこつこつからすのこ

石津ちひろ/文・藤枝リュウジ/絵(文化出版局 本体1165円)

「こんなかっこうで がっこうへ」「けがをして げかにいく」。濁点がつくと違う意味になる言葉を組み合わせてみると、なんだかおもしろいことに……。(5歳から)

きっとみずのそばへ

石津ちひろ/文・荒井良二/絵(文化出版局 本体1500円)

ある日、ぼくが飼っている鳥のワゾーが“きっとみずのそば”という手紙を残していなくなった。その言葉を頼りに、ぼく達はワゾー捜しの旅に出発した!(4歳から)

パイがいっぱい

和田誠/作(文化出版局 本体1300円)

イラストレーターであり言葉あそびも大好きな和田誠さんが考えたマザーグース風ことばあそびの本。「数えうた」、「しりとり」そしてオリジナルの「てれこことば」と盛り沢山。(5歳から)

まめのかぞえうた

西内ミナミ/作・和歌山静子/絵(鈴木出版 本体1000円)

ひとつふたつと数えていくのと同時に豆がどんどん生長して、最後は節分で食べるおなじみの豆になる数え歌。数えて食べて2倍楽しめる絵本です。(幼児から)

はいくのえほん

西本鶏介/編・清水耕蔵/絵(鈴木出版 本体1100円)

親しみやすい有名な俳句を、四季の詩情あふれる絵で描きました。添えられたやさしい解説とともに、美しい日本のことばの世界をお楽しみください。(幼児から)

りんごがひとつ

ふくだすぐる/作・絵(岩崎書店 本体1300円)

りんごがひとつおちていた。それをもっていくおさると追いかけるみんなのゆかいなカケヒキ。さいごにりんごを手にいれるのはだれかな?(幼児から)

あるのかな

織田道代/作・飯野和好/絵(鈴木出版 本体1100円)

「みみずにみみ」「おおかみにかみのけ」「あめだまにめだま」あるのかな? ちょっぴり気になる奇想天外な発想が、大胆な絵で笑いのつぼをおさえます。(幼児から)

ことばであそぼ(1)

くりくり

ひろかわさえこ/作・絵(アリス館 本体880円)

くりのくりくりが、ずんぐり、むっくりでそっくりの親子に出会って……。「くり」のつくことばが勢揃い! くり返して読みたくなります。(幼児から)

ことばであそぼ(2)

ちもちも

ひろかわさえこ/作・絵(アリス館 本体880円)

いもむしのちもちもが、のこのこ もにもに てこてこと歩き始めました。重ねことばだけでお話が展開していく、ことば遊びの絵本。(幼児から)

ことばであそぼ(3)

ぷちぷち

ひろかわさえこ/作・絵(アリス館 本体880円)

豆の子が、ぷちっと誕生。ぽっこぺこ ぽっこぺこと旅に出る。ころころ ころころ ころがって……。音ことばでお話が展開していく、ことば遊びの絵本。(幼児から)

アニマルマニア

ながたみかこ/回文・イラスト(講談社 本体1000円)

齋藤孝さん絶賛! 51種類もの動物が登場する回文集です。ユーモアあふれるイラストをながめながら声に出して読むと、大人も子どもも楽しめます。(幼児から)

いろんないろ いろいろ

香山美子/ぶん・立野恵子/え(新日本出版社 本体680円)

わたしたちのまわりに、いろんないろ、いろいろ。いろんないろ、いろいろなかよし。あざやかな色と、やさしいことばがおりなす美しい絵本です。(幼児から)

かわりええほん(3)

はじめてのことばあそび

たけいしろう/作・もうりまさのり/絵(国土社 本体800円)

ページをめくると絵が変わる楽しい「しかけ絵本」で、あそびながら、しらずしらずにことばを学べます。(幼児から)

てのり文庫

今どきことわざランド

高嶋和男/作・高松良己/絵(国土社 本体515円)

昔ながらのコトワザを今風にアレンジ。ゲラゲラ・ドッキリ大変身。遊びながら、コトワザが習得できます。(小学低学年から)

たのしい漢字

塚本馨三/構成・イラスト(平凡社 本体1845円)

かわいらしく楽しい絵を見ながら、自然に漢字と言葉を覚えられる絵本。就学前の子どもにも、字や言葉を学び覚える楽しさが身につく第1歩になります。(幼児から)

たのしいかず1・2・3

塚本馨三/構成・イラスト(平凡社 本体1748円)

学齢前の子どもに、数の書き方、ものの数え方、時計の見方、簡単な足し算・引き算を教え、数にまつわる言葉をもとにかわいい動物や事物を教えるのに好適の書。(幼児から)

ことばの宝箱

ちちんぷいぷい

川崎洋・木坂涼/編・杉田比呂美/画(岩崎書店 本体1200円)

あやしことば/子もり歌/あいさつ/あそびことば・あそび歌/ジャンケン地図/かけ声など懐かしい、面白い、楽しい日本語満載。(幼児から大人まで)

こんにちワニ

中川ひろたか/文・村上康成/絵(PHP研究所 本体1000円)

「メリークリ…ようかん!?」語尾を変えるだけでこんなに楽しくなる“ことば”って本当に面白い! 親子で友だち同士で、ことばを笑おう。(3歳から大人まで)

おしゃれなだじゃれ(1)

動物・植物編

しばはら・ち/文と絵(汐文社 本体1300円)

おしゃべりの中でだじゃれを言うと、断然楽しくなります。だじゃれは会話の潤滑油。言葉もふえるし、頭の回転もすばやくなります。新しい言葉の刺激を味わってみませんか?(小学低学年から)

イラストで学ぶ「話しことば」(1)

あいさつと敬語

日本話しことば協会/編・高村忠範/絵(汐文社 本体1400円)

ふだん使っている「話しことば」ですが、正しく使えていますか? この本は、あいさつ・敬語の使い方を、イラストを用いてクイズ形式で楽しく学べます。(小学中学年から)

イラスト子ども俳句(5)

炎天寺/編・なかにしけいこ/絵(汐文社 本体1400円)

「雪のなか はしゃぐこどもも 雪だるま」全国小中学生俳句大会に応募した句に、ゆかいなイラストをつけました。(小学中学年から)

赤ちゃんのためのことばの絵本

桑原伸之/さく(あすなろ書房 本体1200円)

ころころ、ぴょんぴょん、ゆらゆら、ぶるぶるなど、リズミカルなくり返し言葉が楽しい、ことばをおぼえはじめた赤ちゃんに贈る絵本。(0歳から)

うそつきのつき

内田麟太郎/文・荒井良二/絵(文溪堂 本体1500円)

木になるキリンが気になるキリンを見ても笑わないおじさんの正体は!? 次々繰り出されるだじゃれとユーモアたっぷりの絵が魅力の絵本。第46回小学館児童出版文化賞受賞。(幼児から)

だじゃれことわざ変事件

内田麟太郎/作・長新太/絵(文溪堂 本体1500円)

だじゃれを言うと、命があぶない!? 言葉の地獄に落とされて2度とはい上がれない……。だじゃれと言葉あそびが満載の読み物です。(小学中学年から)(幼児から)

まどさんとさかたさんのことばあそび

まど・みちお・阪田寛夫/詩・かみやしん/絵(評論社 本体1300円)

「ぞうさん」のまど・みちお、「サッちゃん」の阪田寛夫が1作ずつ交互につくった、豊かでとっても楽しいことばあそびの絵本。(小学中学年から)

ひまへまごろあわせ

まど・みちお・阪田寛夫/詩・かみやしん/絵(福小峰書店 本体1300円)

まどさんがつくり、さかたさんがこたえる。現代を代表するふたりの詩人による、ことばあそび。各12編ずつ達人のことばあそびを収録。(小学中学年から)

あんパンのしょうめい

まど・みちお・阪田寛夫/詩・かみやしん/絵(小峰書店 本体1300円)

まどさんがつくり、さかたさんがこたえる……。「ヌ」には「キ」、「かれらわかもの」に対して「われらろうじん」など、ユーモアたっぷり。(小学中学年から)

言葉図鑑(1)

うごきのことば

五味太郎/監修・制作(偕成社 本体1200円)

人や物の動作・作用をあらわす言葉〈動詞〉約570語を、絵で表現した図鑑。ユーモアあふれる内容で、言葉遊び絵本としても楽しめます。(5歳から)

しりとりあいうえお

石津ちひろ/文・はたこうしろう/絵(偕成社 本体1000円)

しりとりで50音がつながっていく、〈あいうえお〉の絵本。リズミカルな文章とゆかいな動物たちのイラストで、言葉遊びが楽しめます。(3歳から)

おさんぽさえこちゃん

伊東美貴/作・絵(偕成社 本体1000円)

さえこちゃんとおばあちゃんは、お散歩で見つけたもので、しりとりをすることに。しりとりの答えを読者も絵の中からさがして遊べる絵本。(4歳から)

手と手をこするとあつくなる

鈴木志郎康/詩・飯野和好/絵(ひくまの出版 本体1200円)

ことばの楽しさを伝える、詩の絵本。「トントントン」「こてん こてん」「おかあさんのあたま クシャクシャ」など、ことばあそびが満載です。(幼児から)

ぞうからかうぞ

石津ちひろ/文・藤枝リュウジ/絵(BL出版 本体1300円)

「みごとなはなとごみ」「くまねたらたねまく」など、上から読んでも下から読んでも同じ文章になる回文を集めた楽しい絵本。(幼児から)

ころころラッコこラッコだっこ

石津ちひろ/文・藤枝リュウジ/絵(BL出版 本体1300円)

「となりのいもりがやもりをおもり」「ひなまつりのひにひまなつり」など、楽しい早口ことばを集めた楽しい絵本。(幼児から)

だじゃれなどうぶつたち

たなかひろみ/文・絵(くもん出版 本体700円)

うさぎやぞうなど、子どもたちに人気のある動物をモチーフに、ほんわり温かく、思わず吹き出してしまう「ダジャレ世界」を展開した絵本。(幼児から)

はんたいことばをおぼえよう!

マーゴー・トンプソン/え(大日本絵画 本体1500円)

つまみしかけをひっぱると、動物たちがはんたい言葉に合わせてユーモラスに動きます。視覚で“反対”を認識できる楽しいしかけ絵本です。(幼児から)

はんたいことばをおぼえよう!

マーゴー・トンプソン/え(大日本絵画 本体1500円)

つまみしかけをひっぱると、動物たちがはんたい言葉に合わせてユーモラスに動きます。視覚で“反対”を認識できる楽しいしかけ絵本です。(幼児から)

へんしんトンネル

あきやまただし/作・絵(金の星社 本体1200円)

ふしぎなトンネルがありました。ここをとおると、なぜかいろんなものに変身しちゃうんです。声に出して読んでほしい、親子で楽しめる絵本。(幼児から)

とんとんとん

あきやまただし/作・絵(金の星社 本体1200円)

初めて友だちの家に遊びに行った女の子。でも、大きなマンションはドアがいっぱい。ここかな? とんとんとん…次々と開かれるドアの中は?(幼児から)

飯野和好 江戸いろはかるた

飯野和好/絵(金の星社 本体600円)

今、大人気の「声に出して読む日本語」は、かるたが1番! 洗練された日本語の素晴らしさと心地よさ、音読の楽しさが再発見できます。(親子で)

ことばあそびうた

谷川俊太郎/詩・瀬川康男/絵(福音館書店 本体900円)

子どもたちはみんなことば遊びが大好き。軽快なリズムで文句なしにおもしろい歌が15編はいった、大人も子どももみんなで一緒に歌って楽しめる絵本です。(小学低学年から)

なにもなくても

─ことばあそび絵本
織田道代/作・長新太/絵(福音館書店 本体838円)

何もなくても、いつでも、どこでも、何人でも遊べることば遊び。みんな経験したことのあるものからびっくりするものまで、集団遊びの魅力を伝えます。(小学低学年から)

ひとつひまわり

小長谷清実/文・福知伸夫/絵(福音館書店 本体743円)

木版画の力強く素朴な暖かさを味わいながら、数え歌の面白さが楽しめる絵本。さまざまな食べ物や生き物、おもちゃなどが登場します。(幼児から)

かこさとしあそびの大宇宙(10)

んちゃんが まめたべてのあそび

遊びの情報こうしん曲
かこさとし/文・絵(農文協 本体1262円)

もじ絵遊び、暗号文、回文ごっこ、かぞえ歌、かず歌、おもしろかるた、ざれ歌、悪口歌、尻とり、ごろ合わせなど楽しい文字と言葉のおかしな行き違いや混乱。(小学低学年から)

かこさとしあそびの大惑星(4)

いちぬけた にいぬけたのあそび

遊びの季節旅行団
かこさとし/文・絵(農文協 本体1262円)

なわとび・虫・お祭りなどのかぞえ歌や遊び歌、じゃんけん歌、郷土玩具や行事・祭りめぐりが、4季の変化、歳時記とおりなす風土と暮らしの遊び。(小学低学年から)

おっと合点承知之助

齋藤孝/文・つちだのぶこ/絵(ほるぷ出版 本体1200円円)

おじいちゃんと子供たちが忍者ごっこをしながら、付け足しことば遊びをくり広げます。大きな声でエネルギーを外に出すことで、自分自身も元気になる、楽しいことば絵本。ぜひ、声に出して読んでね! おじいちゃんの正体も必見です!(1歳から)

なぞなぞのたび

石津ちひろ/作・荒井良二/絵(フレーベル館 本体1300円)

なぞなぞの答えが絵の中に描きこまれていて、それを探しながら楽しめます。100問のなぞなぞはどれもオリジナリティたっぷり!(4歳から)

あっぷっぷ

織茂恭子/作・絵(フレーベル館 本体750円)

「だーるまさん、だーるまさん、にらめっこしましょ」の歌にあわせて、ららちゃんとだるまさんがにらめっこ。するとおどろいたことに……。(0歳から)