“さがしています。こんな本”
月刊「こどもの本」2020年8月号より
夏にすすめる●自然科学の本
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村田浩一監修(揃本体7500円 鈴木出版)生きものたちは、生き残るためにさまざまな環境に適応しながら進化してきました。本シリーズでは、「足のうら」に焦点を当て、生きものたちの生態と、足のうらの機能や形状との関係について学びます。『①ほ乳類』『②両生類・は虫類・鳥類』『③昆虫・水の生きもの』 |
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松岡 篤監修/かんちくたかこ文(本体1400円 アリス館)放散虫は、全長数ミリほどの小さな、海をただよう単細胞の原生生物。ロケットやメガネ、あるいは蜂の巣のような、その驚くべき多様な形を、美しい写真で紹介。電子顕微鏡という技術から、科学のおもしろさにも触れることができる。巻末には、生態や調査の詳しい解説付き。 |
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陰山英男監修(本体2500円 ひかりのくに)大好評シリーズの『科学のふしぎ』が64ページの増補改訂でパワーアップ! 最新情報や話題のSDGsなどのテーマをコンパクトかつわかりやすく解説。自習研究や自宅での学習にもおすすめです! 身近なものですぐできる科学を体験する「実験・観察」コーナー付き。 |
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濱田耕作著(本体1600円 星の環会)従来の「道徳」としての観点から「いのち」の大切さを説くのではなく、「自然科学」の観点から、生命誕生からの歴史を踏まえて、なぜ「いのち」が大切なのか?をわかりやすく解説する科学読み物。ヤングアダルト世代に読んでほしい「生命の本」入門書。 |
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ミシェル・ロード作/ジュリア・ブラットマン絵(本体1500円 小学館)人間が打ち捨てたプラスチックごみが、どのように海を汚し、海に暮らす生き物に影響をおよぼしていくのか。美しくもハッとするイラストと、分かりやすい文章で表した絵本。小学5年生の男の子が、真っすぐな感性で日本語に翻訳。巻末には、各シーンの解説コラムも充実。 |
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荒井真紀文・絵(本体1200円 金の星社)自然の不思議に満ちたヒマワリの一生を美しい細密画で描いた絵本。種の成長、太陽の光を浴びるように葉をつける知恵、小さなたくさんの花の集まりが種になる驚き、命をつないでいく神秘を紹介。絵本に親しみながら、栽培の手引きとしても活用できます。生活科の副教材にも最適。 |
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ローラ・M・シェーファー・他文/フラン・プレストン=ガノン絵/せなあいこ訳(本体1400円 評論社)ひとつのドングリが木に育ち、その木に鳥がやってくる。鳥がやってくれば、草花の種が落ち、種から花が咲き、実を結び、動物たちの食糧となる……簡潔な言葉と美しいイラストで、命のめぐりを描く絵本。巻末では、森の資源を守るために私たちができることを提案しています。 |
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小川 誠・他著/西日本自然史系博物館ネットワーク協力(揃本体8000円 少年写真新聞社)安価な材料や道具でだれでもできる、自然のふしぎを調べるためのプロのスゴ技 |
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大枝史郎文/佐藤みき絵(本体1200円 あすなろ書房)月の満ちかけのしくみが一目でわかるユニークな知識絵本。新月から三日月、そして満月を経て、再び新月へとめぐるサイクルをたどりながら、月と宇宙の神秘に迫ります。地球と月の関係や、潮の満ち引きと月の関係もわかりやすく図解。2018年~25年の「月の満ち欠け表」付き! |
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マーカス・モートン作/松田素子訳/渡部潤一日本語版監修(本体2500円 BL出版)火星探査車のキュリオシティは、土と岩でおおわれた赤い惑星、火星にいる。キュリオシティはどうしてうまれたのか、どうやって、火星までたどりついたのか、何のために火星にいるのか……。火星探査車、キュリオシティ誕生の秘密を解き明かす。 |
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たけうちちひろ文・切り絵(本体1800円 出版ワークス)かわいいどうぶつのからだの中には、こんなにかっこいい、面白いかたちのほねがあって、こどもたちの好奇心、探究心の扉を開きます。切り絵ならではの白黒のコントラスト、カラフルな動物の世界をボローニャ国際絵本原画展入選作家が描く「切り絵の絵本」待望の第3弾! |
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今森光彦作(本体1750円 童心社)子どもの頃から虫が大好きだった写真家・今森光彦が、自然の中で生きる虫の様子と、虫のとりかた、これまで実践したかいかたを紹介します。虫とりや飼育のコツ、まめ知識など、今森先生ならではの情報が満載です。虫の名前がわかる標本ページも充実しています。 |
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工作・実験工房著(本体1200円 理論社)100円ショップで売っているグッズだけで楽しめる工作・実験を紹介。「空中を泳ぐクラゲ」「針で割れない風船」「コバエ退治装置」など子どもたちの知的好奇心をくすぐる、工作・実験を22作品掲載。各作品には子どもたちの「どうしてなの?」に答える科学的な解説もあります。 |
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佐久間 博著(本体1600円 汐文社)理科好きな小学生が、研究者としての将来を決める微生物研究と出会い、やがて空を浮遊するバイオエアロゾルへ着眼していく。牧輝弥 |
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細島雅代写真/伊地知英信文(本体1600円 岩崎書店)天然氷がどのように作られるか、知っていますか? 埼玉県の長瀞では100年以上も前の明治時代から、ていねいに天然氷が作られてきました。現在も長瀞にある天然氷の氷屋さん一家の、氷づくりを追ったフォトドキュメント! |
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森上信夫写真・文(本体1850円 フレーベル館)森の小さなステージで、虫たちがユーモラスにパフォーマンスしているという設定の写真絵本です。「外骨格」で無表情なはずの虫たちから豊かな感情があふれだし、ありのままの姿が華麗なダンスや決めポーズに見えてくる! 巻末には、演者 |
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小宮輝之監修(揃本体15000円 小峰書店)海、海べ、草むら、水べ、森、雪の中の、かくれんぼ名人を美しい写真で紹介。かくれている生き物が、クイズで楽しく見つけられます。生き物たちがかくれる理由もわかりやすく説明しています。 |
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福田晴男監修・著/かとうけいこ著(本体4200円 国土社)小学3年生の理科で学ぶ「チョウのそだち方」を貴重な写真とくわしい内容で徹底的に解説。チョウの成長のようすや体のしくみが写真でわかるのはもちろん、飼育方法・採集方法・標本づくり・天敵や病気なども丁寧に紹介。チョウの専門家もうなる内容で、自由研究に最適な図鑑。 |
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DK社編集/植村久美子・他訳(本体3000円 集英社)「おもしろい」がとびだしてくる! 読むたびに新しい発見!新感覚のエンターテインメント大図鑑! オールジャンル80のテーマを13の解説と+αの豆知識、さらに大迫力のビジュアルで紹介! 林修先生も「学びの起点になる」と大絶賛の、「知の世界」を広げる1冊です! |
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リビー・ウォールデン文/ステファニー・ファイザー・コールマン絵/みたかよこ訳(本体1500円 大日本絵画)「ちいさな どんぐりの みが そだつと どうなるの?」「カエルの たまごは どうなるの?」しかけをめくると、こたえが出てくるえほん。森のなかには、自然があふれています。36種類の動物や植物が美しいイラストで登場します。同シリーズに『めくって みつけて うみのなか』。 |
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アレックス・フリス文/ピーター・スコット絵/福本友美子訳/冨田幸光監修(本体1800円 ひさかたチャイルド)めくるしかけの「どうなってるの?」シリーズ最新刊。今回のテーマは子どもたちに人気の恐竜。恐竜は何を食べていたの? 化石はどうやってほりだすの? 恐竜はどうしていなくなったの? 子どもたちの素朴な疑問に答えます。恐竜や古生物が90種以上登場する、迫力満点の図鑑。 |
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牛田一成著(本体1400円 さ・え・ら書房)先生は腸内細菌学者。アフリカ奥地の森で、ゴリラに怒られ、ゾウに追いかけられる! そのフィールド調査は、もはや探検!動物の身体の秘密にせまり、生命をつないでいくため、今日も先生は、ただひたすら、”出したて”を探し求めます。 |
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小宮輝之監修/こどもくらぶ編(本体2600円 佼成出版社)「これは、だれのわすれもの?」。足跡や食べ跡、ふん、巣など、虫や動物、鳥たちの「わすれもの」から生き物の生態を学ぶシリーズ。写真を見て考えて、ページをめくると、わすれものの「主」が現れます。シリーズに『①森』、『③水辺』もあります。 |
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三木 茂構成・文/小林快次監修(本体1900円 徳間書店)巨大な前足をもつ「デイノケイルス」、北極圏でくらしていた「トロオドン」、6600万年前の海の王者、海竜「モササウルス」の生態を、最新の研究に基づき、迫力のCG画像を用い、物語の形で紹介します。巻末には恐竜研究の最前線の情報も。ますます恐竜に興味がわく絵本。 |