日本児童図書出版協会

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第28回「日本絵本賞」受賞作品決定

会期:2022/6/22  会場:表彰式は東京都内

第28回「日本絵本賞」の最終選考会が4月25日に行われ、4点の受賞作品が下記のとおり決定いたしました。

■賞名■ 第28回日本絵本賞(主催:公益社団法人全国学校図書館協議会、協賛:一般社団法人松岡マジック・ブック・ヘリテージ、特別協力:読売新聞社、中央公論新社)

■受賞作品■
<第28回日本絵本賞大賞>『PIHOTEK:北極を風と歩く』(荻田泰永/文、井上奈奈/絵、講談社)
<第28回日本絵本賞>『がっこうにまにあわない』(ザ・キャビンカンパニー/作・絵、あかね書房)
<第28回日本絵本賞>『ねことことり』(たてのひろし/作、なかの真実/絵、世界文化社)
<第28回日本絵本賞>『橋の上で』(湯本香樹実/文、酒井駒子/絵、河出書房新社)

■概要■
公益社団法人全国学校図書館協議会では、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与することを目的として、優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」を1995年より実施しています。これは、1年間に日本で出版された絵本の中から、特に優れた絵本に「日本絵本賞大賞」、優れた絵本に「日本絵本賞」、翻訳絵本の優れた絵本に「日本絵本賞翻訳絵本賞」を授与するものです。
選考は、全国学校図書館協議会の絵本委員会(常設)において、全国学校図書館協議会図書選定で合格した新刊絵本の検討・評価を重ね、「日本絵本賞最終候補絵本」を選びます。次に、作家、画家、絵本研究者、美術評論家など、主催者が委嘱した最終選考委員により、最終選考会を行い、授賞を決定します。
今回は2022年1月から12月までに刊行された絵本の中から、全国SLA選定委員会で選定された絵本1,019点(うち翻訳絵本311点)のうち、絵本委員会によって選ばれた「第28回日本絵本賞最終候補絵本」30点(うち翻訳絵本12点)が対象となりました。

■表彰■
表彰式は6月22日(木)に東京都内において、受賞者を招いて行います。受賞した作家、画家には賞状、盾および賞金を、出版社には賞状および盾を贈呈します。

■発表(情報解禁日)■
▽『学校図書館速報版』5月15日号および全国SLAのWebサイト(https://www.j-sla.or.jp/)

学校図書館および読書に関する資料として、学校図書館関係者、教育関係者だけではなく、広く提供し絵本読書の普及を図ります。
当会選定の「2023えほん50」「第28回日本絵本賞最終候補絵本」とともに、1年間に出版された絵本の中から厳選した特に優れた絵本として、広くお知らせくださいますようお願いします。

●「2023えほん50」―全国学校図書館協議会 絵本委員会選定
去年1年間に刊行された絵本の中から、テーマ、ジャンル、程度さまざまな観点から50冊の絵本を厳選しました。

https://www.j-sla.or.jp/recommend/ehon50.html

●第28回日本絵本賞最終候補絵本30点ノミネート
「2023えほん50」中から、1年間を代表する特に優れた絵本として、第28回「日本絵本賞最終候補絵本」30点をノミネート。

https://www.j-sla.or.jp/news/cn/en/2730.html

なお、第26回より立ち上げた「ポップ交流サイト」を、第28回も企画しており、最終候補絵本の中から、好きな絵本を紹介するポップを描き、「日本絵本賞ポップ交流サイト」に投稿してもらう活動を展開します(サイトの立ち上げは6月中旬を予定)。また、実践校60校を募集し、受賞絵本と最終候補絵本のセットを寄贈して読書活動に取り組んでいただく予定です。ぜひ、実践校への応募を勧めていただき、各学校で絵本読書活動に取り組んでいただけるようご案内ください。

           全国学校図書館協議会