からだの本

問 実りの秋になりました。おいしい果物がいっぱいの季節なのに、息子たち(中2・小6)は「皮をむくのがめんどくさい」「ジュースを飲むからいらない」となかなか手を伸ばしません。小さい頃は平山和子さんの『くだもの』が大好きで、まねして食べていたのになあ……。おいしそうに果物を食べる子が登場する本、教えてください。(東京都・主婦)

いちねんのりんご
菊地 清/作・絵(冨山房 本体1200円)
丘の上のリンゴの木に色の違う12個の実がなります。新しい月が来るたびに実が1つずつ落ちて割れると、雪だるま、赤鬼、おひなさま…と変身します。(幼児)
そだててあそぼう
カキの絵本
まつむらひろゆき/へん・きくちひでお/え(農文協 本体1800円)
世界的に有名な日本原産のフルーツ。地域品種の紹介や渋が甘くなる仕組み、3年でできる鉢植え栽培法から、渋抜きの方法、干しガキ作りや料理まで。(小学低学年から)
そだててあそぼう
ブルーベリーの絵本
たまだたかと/へん・ささめやゆき/え(農文協 本体1800円)
アメリカでは「命の恩人」と呼ばれるブルーベリーには栄養がたくさん詰まっている。自分で育てて、生で食べたらジャムやジュース作りにも挑戦しよう!(小学低学年から)
そだててあそぼう
ブドウの絵本
たかはしくにあき/へん・さわだとしき/え(農文協 本体1800円)
甘くてジューシーでおいしいブドウ。栽培はなんと5千年も前から。おいしい巨峰の栽培方法から、ジャムや干しブドウの作り方まで楽しく紹介。(小学低学年から)
フルーツ島のわんぱくパイレーツ
きのひなた/ぶん・yaku/え(星の環会 本体1200円)
町から町へ旅する、ゆかいなサーカス団! どんな病気も治るという幻の果実を探しにフルーツ島へ……。カラフルな絵で、子どもから大人まで楽しめます。(幼児から)
NPOってなんですか
(全3巻)
「NPO活動を考える会」/編著(汐文社 揃本体5400円)
今の時代を象徴しているNPO。NPOとNGOはどうちがうか、どんな種類があるのか、自分の住む町にあるNPOマップ等をイラストで詳しく紹介。(小学高学年から)
イチゴはともだち
みつける・たべる・そだてる
松岡達英/構成・下田智美/絵と文(偕成社 本体1500円)
日本各地の野生のイチゴ、キイチゴをかわいいイラストで紹介した絵本。花・実・味・育て方や料理などを女の子と動物たちがやさしく教えてくれる。(小学低学年から)
えんやら リンゴの木
松谷みよ子/文・遠藤てるよ/絵(偕成社 本体700円)
りんごの木の苗が大きな木となり花をつけ実がなった。その実をだれにあげようか…。幼児の喜びを描いたお話。あかちゃんのわらべうたシリーズ。(2歳から)
こどももちゃん
たちばなはるか/さく・え(偕成社 本体1000円)
子どもの桃のこどももちゃん。今日はごきげんななめ。その理由は…。読んでいる途中でクスっと笑ってしまうお話。かわいい「こどももちゃん」に注目。(3歳から)
これからの食料生産 とれたて産地情報
(全4巻)
高橋永一/監修(文研出版 揃本体12000円)
全国各地の食料生産現場の生の声や写真などとれたて情報が満載。巻構成(1)米・麦・大豆(2)野菜・くだもの(3)肉・たまご・牛乳(4)魚・貝・海そう(小学高学年)
わかったさんのアップルパイ
寺村輝夫/作・永井郁子/絵(あかね書房 本体840円)
わかったさんはウサギにリンゴを渡されて、アップルパイを焼くように頼まれてしまいました。アップルパイが作りたくなってくるレシピつき読み物です。(小学低学年から)
フルーツゼリーではっきり勇気
令丈ヒロ子/作・オームラトモコ/絵(あかね書房 本体1000円)
ピチはおいしいものを作ってなやみをかいけつするおなやみデリバリーです。今日はフルーツゼリーでおなやみかいけつ! フルーツゼリーのレシピつきです。(小学低学年から)
はだかんぼばなな
じゃんぼかめ/さく・え(国土社 本体800円)
暑い日に皮をぽいっと脱いでしまったばななの1家。いざ皮を着ようとすると子どもばななの皮が見つかりません。ほのぼの美しいばなな1家のお話です。(幼児から)
すきすきさくらんぼ
じゃんぼかめ/さく・え(国土社 本体800円)
なかよしで、いつもいっしょのさくらんぼの男の子と女の子。ある日、2人は頭をごっつんこしてけんかしてしまいます。かわいいさくらんぼのお話です。(幼児から)
ももでげんき
じゃんぼかめ/さく・え(国土社 本体800円)
ももみちゃんは、はずかしがりやのももの女の子。ある日、あいさつするのがはずかしくて、木の穴にかくれようとしましたが……。かわいいもものお話です。(幼児から)
野菜とくだもののアルファベット図鑑
ロイス・エイラト/絵と文・木原悦子/訳(あすなろ書房 本体1500円)
見ているだけで楽しくなる野菜と果物のABC絵本。A=アップルからZ=ズッキーニまで全75種が美しいコラージュ画法で描かれています。(幼児から)
さくらんぼ さくらんぼ
岸田衿子/文・長 新太/絵(ひかりのくに 本体880円)
お皿の上にさくらんぼがいっぱい。こいぬが1つ。ねこが1つ。色々な動物が食べにきます。とうとうさくらんぼはあと1つ。すると…!?(赤ちゃんから)
こどものずかん(4)
はなとやさい・くだもの
山田朋重/監修(ひかりのくに 本体1000円)
アサガオの花が開く時間、虫を捕る花、春夏秋冬の果物など、子ども自身が体験し、発見する喜びを味わえる幼児向け図鑑。(幼児から)
こどものずかんMio(11)
やさい・くだもの
村上康成ほか/絵(ひかりのくに 本体762円)
春夏秋冬、それぞれに実る様々な野菜や果物を、写真とイラストで詳しく紹介。子どもたちの興味と関心を引き出す内容が満載。(幼児から)
りんごとちょう
イエラ・マリ/さく・エンゾ・マリ/え(ほるぷ出版 本体1300円)
2りんごの中の虫はどこからやってくるの? 言葉ではなく、絵だけで虫の成長の変化が描かれた知識絵本。デザイン性も高く、何度読んでも圧巻です。(2歳から)
アボカド・ベイビー
ジョン・バーニンガム/作・青山 南/訳(ほるぷ出版 本体1400円)
何も食べたがらない赤ちゃんにアボカドを食べさせると、どうしたことでしょう。めきめき、ぐんぐん大きくなって…。なんだかアボカドが食べたくなる1冊。(4歳から)
ワニくんのバナナ
やすいすえこ/作・中村景児/絵(佼成出版社 本体903円)
いじわるなワニくんは、バナナの木をひとりじめ。ある日、台風が来て木が倒れてしまいます。それを見た森の仲間たちは……?(3歳から)
ももちゃんといちご
メグ ホソキ/著(佼成出版社 本体1300円)
大好きな苺を食べ終わったももちゃん。パパとママから、1個ずつもらった。でも、弟のようへい君も、ほしいって。ももちゃん、どうする?(3歳から)
なにをたべてきたの?
岸田衿子/文・長野博一/絵(佼成出版社 本体971円)
りんごにメロン、ぶどうを食べた白ぶたくん、おしゃれに変身! あれれ、次は石けんも…? 美しい色彩が、空想の世界を豊かにします。(2歳から)
調べてみよう わたしたちの食べもの(5)
みかんとりんご
本間正樹/文・菊池東太/写真・板倉聖宣/監修(小峰書店 本体2600円)
南と北の代表的なくだもの。その栽培と出荷の工夫。くだものがおいしいわけは? そのほか、いろいろなくだものを紹介します。(小学高学年から)
調べてみよう わたしたちの食べもの(6)
メロン
本間正樹/文・菊池東太/写真・板倉聖宣/監修(小峰書店 本体2600円)
路地のメロンとハウスのメロン。高級メロンは典型的な施設栽培。ビニールハウスなどの施設の利点と欠点から、日本の農業を考えます。(小学高学年から)
たのしい野菜づくり 育てて食べよう(8)
スイカやイチゴ いろいろなくだもの
いろいろなくだもの
林 義人/文・菊池東太/写真・高橋由為子/絵・高橋久光/監修(小峰書店 本体2800円)
スイカやイチゴのほか、メロン、キウイなどの20種類ほどのくだものの育て方、食べ方を、わかりやすい絵と写真で紹介します。(小学中学年から)
オーパーさんのおいしいりんご
みおちづる/作・にしむらあつこ/絵(金の星社 本体1200円)
オーパーさんの庭においしそうなりんごが100個もなりました。よくばりなオーパーさんは、りんごをひとりじめ。ところが100羽のわたり鳥がやってきて!(幼児から)
バナナのかわですべったら
もりひさし/作・西川おさむ/絵(金の星社 本体1100円)
バナナの皮ですべったおさるさん。このまま捨てておいたらどうなるかな? と連想していくと…あらら、大変なことに! 豊かな想像力を育むユーモア絵本。(幼児から)
げんきをつくる食育えほん(3)
びょうきからまもってくれるたべもの
吉田隆子/作・せべまさゆき/絵(金の星社 本体1300円)
野菜や果物、海藻など、体調を整える食べ物を、かわいい小人さんが紹介。子どもたち自身がバランスのとれた食事を考えられるよう工夫した、食育絵本。(幼児から)
バナナです
川端 誠/作(文化出版局 本体534円)
青いバナナ。黄色いバナナ。皮をむいたバナナ。いろんなバナナの姿を見ているとバナナが食べたくなる楽しい絵本。姉妹編にいちごとりんごもあります。(2歳から)
くだもの
しろたにひでお/作(文化出版局 本体728円)
たてに切ったらこんな形。横に切るとこんな形。いちご、バナナ、メロン、かき、いちじく、キーウィ、みかん、りんご。名前と形を楽しく覚えられる本。(2歳から)
いちご
新宮 晋/作(文化出版局 本体1456円)
太陽、風、雨などの自然の変化を通して、いちごの姿が描かれています。鮮やかで美しい世界は初版後30年を経た今も、あせることなく輝いています。(5歳から)
果物のひみつたのしい料理と実験
小竹千香子/著(さ・え・ら書房 本体1300円)
身体の健康に果物は大きなちからになる……。やさしい実験と調理をしながら、果物にそなわるさまざまな性質と“ちから”をさぐります。(小学中学年から)
くだもの
平山和子/作(福音館書店 本体743円)
「さあ、どうぞ」という呼びかけの言葉とともに、温かく緻密に描かれた、すいか、もも、ぶどう、りんごなどが次々に登場します。幼児絵本の傑作です。(幼児から)
きいちごだより
古矢一穂/絵・岸田衿子/文(福音館書店 本体1200円)
リスやクマからの、野山の便りに案内をされながら、繊細に描かれた実物大のきいちごの図鑑を楽しめます。ジャムやゼリーの作り方もわかります。(幼児から)
りんご
津軽りんご園の1年間
叶内拓哉/写真・文(福音館書店 本体1700円)
りんご園での1年間を、おいしいリンゴを実らせるための農家の人々の仕事ぶりから、鳥や虫とりんごのかかわりまで、丁寧に写真で展開します。(小学低学年から)
イチゴ
しょくぶつ・すくすくずかん(1)
ジェニファー・コールドリィ/文・ジョージ・バーナード/写真・舟木秋子/訳(評論社 本体1000円)
株から芽が出、根が伸び、花が咲き、実が熟し、株ができる。その過程を、美しい拡大写真とやさしい文で紹介。驚きに目をみはる植物絵本。(小学低学年から)
リンゴ
しょくぶつ・すくすくずかん(2)
バーリィ・ワッツ/文・写真・舟木秋子/訳(評論社 本体1000円)
リンゴの実ができるまでを、四季の移り変わりにそって紹介。植物の成長の様子を、美しいカラー写真とやさしい文で解説。ユニークな絵本。(小学低学年から)
くまいちご
木暮正夫/作・梅田俊作/絵(くもん出版 本体1200円)
この春うまれた2頭のヒグマ。母グマの愛と北の大自然に抱かれてすくすくと成長します。大きくなった子グマに母グマが、最後に残したものとは…。(幼児から)
さあちゃんのぶどう
みのしまさゆみ/作・ふくだいわお/絵(くもん出版 本体1200円)
さあちゃんの庭にぶどうができたよ。ようやく食べられるようになった日。あれっ誰かに食べられちゃった! ぶどうを分けあうやさしさが伝わってくる絵本。(幼児から)
魔術師のくだものづくり
岡本文良/作・高田 勲/絵(くもん出版 本体1165円)
国際協力事業団の農業開発プロジェクトチームのリーダーとして、ネパールの山地で、ぶどうやみかんなどのくだものの栽培を成功させた近藤亨の物語。(小学中学年から)
くだもの王国
さとうち藍/文・松岡達英/絵(小岩崎書店 本体1400円)
日本で栽培されている果物、野山でとれる果物(木の実)、トロピカルフルーツなどを楽しい絵で紹介したおもしろ図鑑。おなじみ「絵本図鑑シリーズ」の1冊。(小学低学年から)
紅玉
後藤竜二/文・高田三郎/絵(新日本出版社 本体1400円)
戦争が終わった年の9月。収穫間近のりんご畑がおそわれた。朝鮮や中国からむりやり連れてこられ、炭坑で働かされていた人びとだった 。(小学中学年から)
デザートとお菓子
米原ゆり/著・福田ゆうこ/絵(新日本出版社 本体2500円)
お菓子づくりのおもしろさは、同じ材料が調理の仕方ひとつで、いろいろな姿にかわっていくこと。旬のくだものでお菓子をつくる楽しさを体験してみて。 (小学中学年から)

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