童謡の本

 私の祖母は1920年の申年生まれ。父も申年(1956年)、私も申年。サルとは縁があるなと思っていたら、申年の今年、長女が生まれました。「あなたはおサルさんの年に生まれたのよ」と見せてあげたいので、サルやその仲間が登場する本を教えてください。(名古屋市・主婦)


ぼくのおさるさんどこ?
ディーター・シューベルト/作(文化出版局 本体1262円)
男の子が、お気に入りのさるのぬいぐるみを森でなくしてしまいました。ぬいぐるみは、ねずみ、はりねずみ、からすへと次々に渡って……。文字のない絵本。(4歳から)
あったまろう
もろはらじろう/作・絵(鈴木出版 本体1000円)
ぶるぶる寒い雪の中、うさぎさんが温泉をみつけます。さあ、あったまろうと思ったらそこは「さるのゆ」!? 心も体もぽっかぽかになる1冊です。(幼児から)
どのきのしたにあつまるの
にしむらひろみ/作・どいかや/絵(鈴木出版 本体1100円)
さるくん、たぬきくん、りすさん、きつねくんは、広場の木の下に集まる約束をしました。さるくんはくすのきで待ちますが、みんないません。さてどうして? (幼児から)
おさるのもり
いとうひろし/作・絵(講談社 本体1100円)
ロングセラー「おさるシリーズ」最新刊。おさるの少年は妹の木登りを見て、自分が小さかった頃のことを思い出します……。本年度の野間児童文芸賞受賞。(幼児から)
十二支のはじまり
岩崎京子/文・二俣英五郎/画(教育画劇 本体1200円)
正月の朝、動物たちが神の御殿へ1番のりをめざします。十二支の由来話。さるは9番目、2004年はさる年!(幼児から)
ゴリラについてのまじめなはなし
ぜんぶゴリラ
ひろかわさえこ/さく(あかね書房 本体980円)
知っているようで意外と知らないゴリラの素顔。ユーモアたっぷりのイラストでゴリラの特徴、行動について、かなりまじめにたくさんのことを知ることができる本です。(小学低学年から)
すきですゴリラ
アンソニー・ブラウン/作・絵・山下明生/訳(あかね書房 本体1400円)
ハナはゴリラがだいすきです。でも、いつも忙しいお父さんは動物園にもつれていってくれません。ところが、誕生日の真夜中にふしぎな事が……。国際アンデルセン賞受賞作家による、名作絵本!(幼児から)
ココ ゴリラと子ネコの物語
パターソン/文・コーン/写真・宮木陽子/訳・松沢哲郎/監修(あかね書房 本体1500円)
世界ではじめて、ゴリラに手話をおしえたパターソン博士の、ゴリラのココの愛情・怒り・悲しみ・喜びをつづった本当にあったお話です。ココの表情が写真によって鮮明に描き出された心に残る1冊です。(小学低学年から)
サルのいる森
菊間かおる/ぶん・木村しゅうじ/え(新日本出版社 本体1200円)
赤ちゃんザルにとってなんでもめずらしい春、セミのとりあいっこをしてすごす夏 |- 成長いちじるしいサルの1年を、四季の変化の中で描きあげます。(小学低学年から)
サルたちの国へ
江川正幸/写真と文(新日本出版社 本体1262円)
雪の中にたおれた子ザルと、そのそばにいつまでもたたずむ母ザルの姿が、世界でもっとも北にすむサルの生活を物語る。下北半島の純野生ザルの写真記録。(小学中学年から)
シゲちゃんが猿になった
原のぶ子/作・高橋透/絵(新日本出版社 本体1359円)
動物と人間が、なぜいっしょにくらせないのか――母の蒸発でさびしさをひめた茂少年と、北の自然にたえて生きるサルとの友情を描いた感動の物語。(小学高学年から)
猿人ルルくん、原人ネネさん
井尻正二/監修・伊東章夫/画(国土社 本体1068円)
猿から人間まで、人類の進化を漫画で解説します。私たち人間の先祖は、いつごろ現われ、どんなくらしをしていたのでしょうか。(小学低学年から)
絵本むかしばなし傑作選
さる神たいじ
来栖良夫/文・石井公彦/絵(国土社 本体1300円)
道に迷った旅商人を、里人たちは、山神さまのお供え物にしようと歓待します。とんでもない山神さまの正体は…。(小学低学年から)
りんごがひとつ
ふくだすぐる/作・絵(岩崎書店 本体1300円)
りんごがひとつおちていた。それをもっていくおさると追いかけるみんなのゆかいなカケヒキ。さいごにりんごを手にいれるのはだれかな?(幼児から)
なんてかいてあるの?
リンデルト・クロムハウト/作・アンネマリー・ファン・ハーリンゲン/絵・野坂悦子/訳(PHP研究所 本体1200円)
手紙を受けとったさるくん。でも、まだ字が読めません。なんて書いてあるのか教えてもらおうと、友だちのやぎくんの所へ行ったのですが…。(4・5歳から)
おばあちゃんとサル
丸山久美子/作・沼里珠生/絵(汐文社 本体1800円)
三戸サツエさんは、約50年もの間、宮崎県・幸島のサルたちを見守ってきました。サツエさんの一生と自然への思い、サルたちの生態を柔らかな絵で彩った絵本です。(小学低学年から)
ボス猿カミナリ
二宮勝憲/絵と文(汐文社 本体1800円)
戦後のサル狩りに臆さず闘い、仲間を守った幸島の名ボス猿・カミナリ。死の直前、失明してしまっても、仲間たちはボスとして尊敬しつづけました。その一生が美しい油絵でよみがえります。(小学低学年から)
エゴちゃんのいちにち
井川ゆり子/絵と文(汐文社 本体1800円)
子ザルのエゴちゃんは、いつも元気いっぱい。友だちとにらめっこ、砂浜すべり、海で泳ぐこともできます。美しい幸島の自然と、かわいい子ザルを色鮮やかに描いています。(小学低学年から)
はなれざるドド
水原洋城/著・木村しゅうじ/絵(文研出版 本体1200円)
さるのドドは自由を愛する探検家。3歳になったドドは、ある日、仲間のいるむれからぬけだして冒険に出かけた。どんな冒険が待ち受けているのか?(小学中学年から)
ごちそうえほん
うみべでいただきます
つちだよしはる/作(小峰書店 本体1000円)
くまのゴンさんと、さるのモンキチくんは、ミイさんの誕生日のお祝いをするために、小舟でつりに出かけました。(幼児から)
どうぶつのおやこ
チンパンジー
オナー・ヘッド/文・今泉忠明/監修・ゆりよう子/訳(小峰書店 本体1600円)
チンパンジーの赤ちゃんは、顔がピンク色なんだ。かしこいサル、チンパンジーのおやこを赤ちゃんチンパンジーの成長とともに紹介。(幼児から)
椋鳩十童話集
子ザルひよし

椋鳩十/作・清水勝/絵(小峰書店 本体1100円)
野生ザルの研究で有名な幸島(こうじま)を舞台に、いたずらでりこうな子ザル“ひよし”と、少年との交流をユーモラスに描きます。(小学中学年から)
おさる日記
和田誠/文・村上康成/絵(偕成社 本体1200円)
お父さんからのおみやげのおさるは、だんだん人間のようになっていく。そのようすを小学生のぼくの日記として書いた奇想天外な話。(小学低学年から)
タンタンのずぼん
いわむらかずお/作(偕成社 本体700円)
子ざるのタンタンのズボンは、ブランコや電車ごっこ、それにもっとすごいこともできます。タンタンのすてきなズボンのお話を描いた絵本。(2歳から)
タンタンのぼうし
いわむらかずお/作(偕成社 本体700円)
タンタンのぼうしは、ひょいと投げると、バッタや小鳥をつかまえて、スポッともどってきます。タンタンのゆかいなぼうしを描いた絵本。(2歳から)
かばんうりのガラゴ
島田ゆか/作・絵(文溪堂 本体1300円)
「ガラゴ」はさるの仲間です。そのガラゴが旅をしながらカバンを売ってあるきます。お客さまのむずかしい注文にもステキなカバンを出してくれます。(幼児から)
オラウーちゃん
オラウーちゃんとまほうのやかた
工藤ノリコ/作・絵(文溪堂 本体1300円)
オラウーちゃんはオランウータンの王子様。ウーちゃんを守るケロケロセブンと一緒に大活躍。にぎやかで楽しい絵本。(幼児から)
ゴンちゃん
灰谷健次郎/作・長新太/絵(文溪堂 本体1500円)
人工飼育で育って仲間とうまく遊べないチンパンジーのゴンちゃんを仲間に帰すため、4年3組の子どもたちは様々なことを試みる。(小学中学年から)
大五郎は天使のはねをつけた
大谷淳子/文・大谷英之/写真(旺文社 本体1162円)
手も足もなく生まれたサルの大五郎。いく日も生きられないと言われた大五郎が、大谷家の家族の愛に支えられて生きた2年間の感動物語。(小学中学年から)
あらいくんとサルのさるさわさん
たかやまえいこ/作・つちだよしはる/絵(金の星社 本体900円)
本当は友だちになりたいのに、なかなかうまくいかないふたり。どうしたらいいの?(小学低学年から)
ぼくのママはどこ?
J・ドナルドソン/文・A・ジェラーム/絵・久山太市/訳(評論社 本体1300円)
おサルのぼうやがママをさがしてる。チョウチョウのおじさんがてつだってくれる。でも…?ユーモラスなお話。(幼児から)
ボールのまじゅつしウィリー
アンソニー・ブラウン/作・久山太市/訳(評論社 本体1300円)
サッカーがすきなウィリー。でも選手に選ばれたことがない。ある日奇妙な少年がサッカーシューズをくれた…。(幼児から)
こしぬけウィリー
アンソニー・ブラウン/作・久山太市/訳(評論社 本体1300円)
もうだれにも「こしぬけ!」なんていわせないぞ。ウィリーは、トレーニングをはじめた。すると…。(幼児から)
おさるとぼうしうり
エズフィール・スロボドキーナ/作・絵・まつおかきょうこ/訳(福音館書店 本体1100円)
昼寝中にサルの群に帽子を盗られてしまった帽子売り。取り戻そうにも、サルは高い木の上で帽子売りの真似をするばかり。絵もお話も明快なアメリカ絵本。(小学低学年から)
西遊記 文庫版(上・中・下)
呉承恩/作・瀬川康男/画・君島久子/訳(福音館書店 本体各800円)
ご存じお猿の孫悟空の物語。天宮を騒がせお釈迦様に五行山下に閉じこめられた悟空は、500年後に三蔵に救われ、取経の旅に同行する。児童向けの決定版。(小学高学年から)
日本の昔話4
さるかにかっせん
おざわとしお/再話・赤羽末吉/画(福音館書店 本体800円)
日本の古典的昔話を再構成した日本の昔話シリーズの第4巻は、さるに親を殺されたかにと仲間たちによる敵討ちの物語「さるかにかっせん」など全61話。(小学低学年から)
おさるのジョージ しかけえほん
H・A・レイ/さく・上野和子/やく(大日本絵画 本体2500円)
しかけ絵本で楽しむ、名作“ひとまねこざる”のお話。しかけを動かすと、いたずら好きのジョージが目の前にいきいきとよみがえります。(幼児から)
きみのからだが進化論(3)
むかし わたしはおサルさん
黒田弘行/文・図・下谷二助/絵(農文協 本体2000円)
すべり止めの指紋ができた、臼歯が発達した、平づめになった、目つきが変わった…。樹上生活のためサルが身につけた身体のしくみをヒトは受け継いでいる。(小学中学年から)
森の新聞(7)
ニホンザルの山
伊沢紘生/著(フレーベル館 本体1500円)
野生のサルは、動物園のサルとはまったく違う行動をします。北にすむニホンザルの生態、そして自然との関わり方を考えます。(小学中学年から)
さるかに
松谷みよ子/文・瀬川康男/絵(フレーベル館 本体1500円)
よく知られているお話も、松谷・瀬川の2人の作品になると独特の雰囲気があり、他のものと1味違います。本物の昔話を楽しんでください。(幼児から)
チンパンジーにありがとう
堤英世/著(フレーベル館 本体1400円)
伊豆シャボテン公園・園長の著者は30年もチンパンジーのショーをやっています。その楽しさの裏にある苦悩と努力の感動の物語です。(小学中学年から)
さるじぞう
鈴木喜代春/文・北島新平/絵(ほるぷ出版 本体1450円)
じいさまが山の畑で、はったいこを食べようとして、頭からかぶってしまいました。なめているうちに眠ってしまうと、さるが地蔵様と間違えて沢山のお供え物をしました。じいさまがそれを持って帰ると…。(2・3歳から)

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