“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2012年10月号より

方言の本

 小四の娘のクラスに広島から転校生が来ました。ちょうど国語で「いわたくんちのおばあちゃん」を習っており本場の広島弁にクラスメートは興味津々、各地の方言についても調べるそうです。参考になる本を教えてください。(東京都・母親)

ひと目でわかる方言大辞典

篠崎晃一/監修(あかね書房 本体四七〇〇円)

基本解説/共通語五十音引き辞典/地域・県別解説で多角的に方言を紹介している方言辞典です。日本の魅力、地域の個性を感じよう!(小学高学年から)

ええところ

くすのきしげのり/作・ふるしょうようこ/絵(学研マーケティング 本体一三〇〇円)

小学1年生のあいちゃんは勉強も運動も苦手。揺れ動く子どもの気持ちに寄り添い、思いやりと自己肯定感を育てる物語。(幼児〜小学生)

みんなのきもち

村上しいこ/作・西村繁男/絵(学研マーケティング 本体一二〇〇円)

ほかのものの気持ちになるってむずかしい。信号の気持ち、かさの気持ち、おでんの気持ち…。みんなどんなこと思ってるのかな?(小学低学年)

ごろはちだいみょうじん

中川正文/さく・梶山俊夫/え(福音館書店 本体八〇〇円)

奈良県は大和盆地の訛りのある関西弁で語られている絵本です。言葉あそびの感覚とともに、日本語の伝承文化の奥深さと豊かさが感得できる絵本です。(4歳〜学齢前)

あれこれ たまご

とりやまみゆき/文・中の滋/絵(福音館書店 本体九〇〇円)

子ども達の大好きな卵。卵は、オムレツになったり、茶わん蒸、卵スープなどにいとも簡単に変身します。はぎれのいい関西弁でつづる究極の卵料理絵本。(4歳〜学齢前)

あたごの浦

讃岐のおはなし
脇 和子、脇 明子/再話・大道あや/画(福音館書店 本体八〇〇円)

満月の夜、砂浜に魚達が集まって演芸会を開きます。たいやたこが、とっておきのかくし芸を披露します。魚達のはやし声も賑やかで愉快な讃岐弁の昔話。(2、3歳)

まんが方言なんでも事典

三井はるみ/監修・文・よこたとくお/絵(金の星社 本体一三〇〇円)

「シバレル」「ボッケモノ」など日本全国のおもしろい方言を、遊び、学校、買い物、あいさつなどの項目別に紹介します。ひと目でわかる方言地図付き。(小学中学年から)

完全攻略 めざせ!地理クイズマスター

郷土・伝統クイズ

ワン・ステップ/編(金の星社 本体二〇〇〇円)

「おもしろ方言クイズに挑戦!」など、バラエティーに富んだクイズで日本の地理の豊かさや奥深さを学べます。巻末にクイズマスターチェック付き!(小学高学年から)

魂(マブイ)

佐藤佳代/作・影山 徹/装画・挿画(金の星社 本体一二〇〇円)

七海は沖縄本島の病院で生まれ、離島に移った。出会いと別れ、沖縄の空と海と島の人々。やわらかな沖縄のことばで紡ぐ、魂(マブイ)の成長物語。(小学高学年から)

いわたくんちのおばあちゃん

天野夏美/作・はまのゆか/絵(主婦の友社 本体一五〇〇円)

6年のいわたくんは、2つ年上じゃけど、なかよしの友だちなんよ。きょうは小学校の運動会。うちのお母さんが、いわたくんの家族を写真にとる。(小学中学年)

走るんや!

岸川悦子/作・末崎茂樹/絵(新日本出版社 本体一四〇〇円)

阪神淡路大震災から1年半。「このまま仮設で死んでしまうんや」茂じいちゃんのことばにぼくは…。「震災をわすれないで」と訴える兄弟の旅立ちまで。(小学中〜高学年)

海くん、おはよう

西原理乃/作(新日本出版社 本体一三〇〇円)

「おかあさん、泣きんさんな、理乃も墾もおるじゃんか」─一歳七ヶ月の時に事故にあい、重い障害をもつことになった弟・海くんの命の輝きをつづる。(小学高学年から)

ぬくい山のきつね

最上一平/作・宮本忠夫/絵(新日本出版社 本体一五〇〇円)

「おっつぁん、どこにも行かねでけろ」おトラばあさんのところへ死んだはずの夫が現れます。鼻の下に銀色のひげ─きつねです。教科書掲載の本。(小学高学年〜中学)

ダンプのちびトラ

マージェリー・カイラー/作・ボブ・コーラー/絵・とりやまみゆき/訳(偕成社 本体一〇〇〇円)

ちびトラは今日も元気に仕事に出発! たのしい乗り物絵本が関西弁の翻訳で登場。シカゴ公立図書館が「ベストオブベスト」絵本に選んだ人気作。(2歳から)

ぼちぼちいこか

マイク・セイラー/さく・ロバート・グロスマン/え・いまえよしとも/やく(偕成社 本体一二〇〇円)

重量級のカバくんが、船乗り、飛行士、ピアニストと次々に新しい職業に挑戦します。柔らかな関西弁がぴったりなユーモラスな絵本。(3歳から)

しってるねん

いちかわけいこ/文・長谷川義史/絵(アリス館 本体一三〇〇円)

おばあちゃんと道であいさつ。どこのだれやった? どっかでみたことあんねん。大阪弁と、いろいろなお店が出てくる楽しい絵本です。(3歳から)

はじめてのゆうき

そうまこうへい/作・タムラフキコ/絵(小峰書店 本体一一〇〇円)

としおは、岡山弁のお父さんがだいすきだ。お父さんにはなんでも話す。でも、この間からお父さんにかくしていることがある。それは……。(小学低〜中学年)

ヒガンバナのひみつ

かこさとし/作(小峰書店 本体一三〇〇円)

クスリグサ、ジゴクバナ、キツネノハナビなど、ヒガンバナには多くの別名がある。その別名に隠された昔の人々の生活をわかりやすく紹介。(小学低〜高学年)

ポプラディア情報館

方言

佐藤亮一/監修(ポプラ社 本体六八〇〇円)

日本全国の方言のちがいを北海道から沖縄まで都道府県別に紹介する。47都道府県の方言で語る「桃太郎」が聞けるCD付き。(小学中学年から)

わたしはなんでも知っている

令丈ヒロ子/作・カタノトモコ/絵(ポプラ社 本体一〇〇〇円)

強気で物知り、一匹おおかみのクス子は、ある日奇妙なおじいさんから「知らんかったことがどんどんわかる薬」をもらい…。(小学3年生から)

ナニワのMANZAIプリンセス

荒井寛子/作・中島みなみ/絵(ポプラ社 本体一二〇〇円)

売れない漫才師の両親に反発して大阪の家を出たハナ。けれど祖母の家から新しい学校へ通い始めた途端、芸人志望の少年と出会って…。(小学5年生から)

うしはどこでも「モ〜!」

エレン・スラスキー・ワインスティーン/作・ケネス・アンダーソン/絵・桂かい枝/訳(鈴木出版 本体一四〇〇円)

イギリスの犬はなんて鳴く? 国によって動物の鳴き声は違って聞こえます。でも牛は…? 関西弁の翻訳で、楽しく外国の言葉に触れることのできる絵本。(幼児から)

子ども落語家りんりん亭りん吉

藤田富美恵/作(文研出版 本体一三〇〇円)

小学2年生のときに落語を見て以来、そのおもしろさにはまり、子ども落語家「りんりん亭りん吉」として活躍する田村凜夏さんの落語との日々!(小学高学年)

お父ちゃんの音や!

大野圭子/作・古味正康/絵(文研出版 本体一三〇〇円)

明石から淳のクラスに転校してきた耕太は、玉子焼きの店がなくてがっかり。淳とたこ焼き屋に行くが、耕太の食べたかったものとは違うらしい……。(小学高学年)

すすめ! ドクきのこ団

村上しいこ/作・中川洋典/絵(文研出版 本体一二〇〇円)

幼稚園の頃からずっと一緒のぼくたち「ドクきのこ団」。でも、今年はなにかがおかしい。メンバーの守は「今年はグループに入らん」なんて言い出した!(小学中学年)

しちどぎつね

たじまゆきひこ/作(くもん出版 本体一五〇〇円)

妖怪狐の恨みをかって、次から次へと七度もだまされる喜六と清八の爆笑ふたり旅。上方落語「七度狐」を題材にした絵本。(幼児から)

大笑い! 東海道は日本晴れ‼

巻の一 さらば、花のお江戸
横田順彌/作・ひこねのりお/絵(くもん出版 本体一二〇〇円)

江戸から大坂をめざし、弥次さん喜多さんの珍道中が始まった。次々に現れる愉快で奇ッ怪な人々……。現代作家が古典に新しい命を吹き込む!(小学中学年から)

大阪うまいもんのうた

長谷川義史/作・絵(佼成出版社 本体一三〇〇円)

たこ焼き、ばってら、かに道楽と、大阪名物の〝うまいもん〟が満載。「ゆかいな牧場」のメロディーに乗せて、歌って踊ってや。(3歳から)

東北んめえもんのうた

長谷川義史/作・絵(佼成出版社 本体一三〇〇円)

岩手、宮城、福島の〝んめえもん〟が登場する、東北弁満載の遊び歌絵本。心から東北を応援する著者の想いがつまった1冊。(3歳から)

ダメ!

くすのきしげのり/原作・いもとようこ/文・絵(佼成出版社 本体一三〇〇円)

好物のプリンをくまくんに食べられたりすくん。一晩考えて、くやしい気持ちを伝えようと決心しますが……。大阪弁の会話が可愛い1冊。(3歳から)

じごくのそうべえ

たじまゆきひこ/作(童心社 本体一四〇〇円)

地獄におくられたそうべえたちは、えんま大王の前で大暴れ。上方落語「地獄八景亡者戯」を材に関西弁を駆使して描かれたロングセラー絵本。(2、3歳から)

きゅーはくの絵本③沖縄の祭りエイサー!ハーリー

九州国立博物館/原案・文・山﨑克己/絵(フレーベル館 本体一〇〇〇円)

沖縄で年に一度行われる海神祭。神様が乗ってくるハーリー船を主人公に伝統的な沖縄の祭りと文化を描く。九州国立博物館絵本シリーズ第3巻。(幼児から大人まで)

方言と地図

井上史雄/監修・冬野いちこ/絵・画工舎/企画(フレーベル館 本体一八〇〇円)

共通語が全国に広まっている今も、方言は健在。県別方言地図、おもしろ方言マップなど、日本語の魅力を再認識できること間違いなしの1冊。(幼児から大人まで)

佐賀のがばいばあちゃん①

ばあちゃんとの出会い

島田洋七/作・はたこうしろう/絵(徳間書店 本体八〇〇円)

貧しいけれど底抜けに明るい、がばい(すごい)ばあちゃんとの暮らしが始まった! ベストセラーを小学生向けに編集し直しました。(小学中、高学年から)

日本語の豊かさにふれる

方言の絵事典

真田信治/監修(PHP研究所 本体二八〇〇円)

日本各地に存在する数々の方言。あいさつ言葉など、各地域がもつ独特の表現やその使い方を知ることで、言葉の面白さ、楽しさが広がる1冊!(小学中学年から)