“さがしています。こんな本”
月刊「こどもの本」2020年9月号より
沖縄の本
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丸木 俊、丸木位里/文・絵(本体1800円 小峰書店)沖縄戦で、沖縄の人たちの3人に1人が命を失いました。「原爆の図」の作者、丸木夫妻が戦争への怒りと、鎮魂と平和への願いをこめておくる絵本。 |
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麓 純雄、平良正栄/監修(本体3800円 小峰書店)九州地方7県と沖縄県の自然・行政区分・交通・産業・文化の特色を、地図を中心にまとめた1冊。各市町村の人口、産業、文化の特色もわかります。 |
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上原 靜/監修(本体2500円 小峰書店)独自の歴史や文化をもつ沖縄の魅力を多角的なテーマから紹介。歴史的側面だけでなく、自然や食文化、言葉などについても解説します。 |
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中川なをみ/著(本体1500円 あすなろ書房)琉球沖縄の染色技法「紅型(びんがた)」に魅せられた芸術家たち鎌倉芳太郎、城間栄喜、芹沢介による奇跡の復活と再興を描いたノンフィクション! |
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たじまゆきひこ/作(本体1600円 童心社)やんばるの森で暮らすぼくとげんたとハルコはだいの仲良し。でもある日、森の木が切りたおされてヘリパッド建設が始まった。 |
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たじまゆきひこ/作(本体1500円 童心社)太平洋戦争末期、小さな島で、戦闘にまきこまれた障がいのある少女の半生記。沖縄をしることができる絵本。 |
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石川文洋/写真・文・茅野市立北部中学校/協力(本体2800円 童心社)アジア太平洋戦争で激しい地上戦となり多くの犠牲者を出した沖縄。戦後も米軍基地の負担が続く沖縄の過去・現在・未来を見つめる。 |
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ほんまわか/作(本体1300円 文研出版)つるは千年、かめは万年といいますが、本当にかめは長生きで何をするにも、ゆっくり、じっくり。そこへいつも忙しくしている動物たちがやってきて……。 |
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武田正倫/著・大片忠明/絵(本体1200円 文研出版)水が美しく澄みきったサンゴ礁で生きる動物たちの習性や生態を、「海の中の寄生・共生」という観点から描写。 |
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湊 和雄/写真・文(本体1500円 少年写真新聞社)地図にも載っていない、小さな小さな「やんばる」の森は、世界にも類を見ない、珍しい動植物の宝庫。そこに暮らす多様で魅力的な動植物を紹介します。 |
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比嘉富子/著・依光 隆/絵(本体580円 講談社)わたしの命を救ってくれたもの。……それは、この白い旗だった! 沖縄の戦場をたった1人でさまよった7歳の少女・富子の愛と感動の実話の記録。 |
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上條さなえ/著(本体1400円 講談社)勉強ができない沖縄の少女・珊瑚とオスカルみたいな転校生・月。日記に綴られる少女たちの日常から「今の沖縄」が浮かびあがる。 |
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真鍋和子/著(本体1200円 金の星社)太平洋戦争後、沖縄伊江島で起きた強制立ち退きの事実と、非暴力を掲げて戦いを続けてきた阿波根昌鴻 |
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中野晴行/監修(本体3200円 金の星社)沖縄戦や原爆投下を漫画家たちはどう描いたか。戦争漫画集には欠かせない水木しげる、中沢啓治他、比嘉慂、池田理代子、川崎のぼるなど、全6話収録。 |
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今泉忠明/監修(本体2800円 金の星社)日本には多くの島があります。環境も気候も本土とは異なり、独自の固有種がいます。ヤンバルクイナ、リュウキュウアユなど、島々にすむ固有種を紹介。 |
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儀間比呂志/作・絵(本体1400円 岩崎書店)ある、ききんの年、いつも大めしをくらって寝てばかりの太良が村びとのためにたちあがった……。沖縄の心を力強くうたいあげた版画絵本。 |
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ぎぼりつこ/作・絵(本体880円 岩崎書店)首里城や鍾乳洞へ行ったり、沖縄の伝統的な着物を着たり、シーサーの焼き物も作ったよ。しずくちゃんと一緒に沖縄に行ってみよう! |
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西戸山 学/著(本体3300円 岩崎書店)九州、沖縄と東南アジアに残る日本の近代化遺産を紹介。八幡製鐵所、軍艦島、潜伏キリシタン関連遺産などは、大きな図版で解説。 |