こどもの本
月刊「こどもの本」は、日本児童図書出版協会発行の月刊誌です。
当協会に参加している児童図書出版社41社の新刊情報や、児童書にまつわるエッセイや評論をお楽しみいただけます。

表紙のことば・たけがみたえ
夜のなかにいる
たまに自分のサイズ感、距離感がわからなくなります。
子どものころは怒られている時によく陥った現象です。
大人になった今は夜になると昼間よりも自分が立体的に浮き彫りにされるようで、不思議な気持ちになることがあります。
昼間は気づかなかった時間の流れにハッと気がついてしまう時間です。
変化を不安におもうタチなので夜の中でざわつきます。
だけど目が覚めたら待ったなしで今の自分になっています。
来年はどんな自分がいるのだろう。
竹上妙 木版画作家/絵本作家。絵本作品に『マンボウひまな日』『ふくろうのオカリナ』(蜂飼耳/文)『きょうは泣き虫』『うみのあじ』『だんだんだんだん』などがある。最新刊は『みたらみられた』(アリス館)。
◇インスタグラム
@takegamihangajimusho_tae
@okantea
2021年12月1日発行
定価(本体150円+税)
ISSN 0385-0463
月刊「こどもの本」
2021年12月号
心にのこる一冊
マッチ売りの少女 深井せつ子
私の新刊
なになになあに?〜おくはらゆめなりの哲学〜⑫
絵本って、なあに? おくはらゆめ
なぜ?どうして?日本の性教育⑥
失敗させないための性教育よりも大切なこと
遠見才希子