“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2015年8月号より

夏休みにおくる自然科学の本2015


わたしの森林研究

鳥のタネまきに注目して
直江将司著
(さ・え・ら書房 本体一四〇〇円)

植物は、なぜおいしい果実をつくるのか? それは動物たちに食べてもらって、タネを遠くに運んでもらうためだ。では、どんな鳥が、どんなタネを、どこへ運んでいるのだろうか。森林はどのようにして保たれるのだろう……その様子を実際に調べている若き研究者の記録。
ISBN978-4-378-03917-6(中学生から)


ユウくんはむし探偵

ダンゴムシはだんご好き?

谷本雄治作、こぐれけんじろう絵
(文溪堂 本体一三〇〇円)

小5と小3の姉弟がダンゴムシに興味を持ち、試行錯誤して調べる話を中心に展開。ムシの採取や飼育の方法、実験や調べた結果のまとめ方まで、ダンゴムシのひみつがわかる内容です。自ら実験して確かめられるよう解答を出していない部分もあるので、学習効果もばっちり。
ISBN987-4-89423-500-7(小学中学年)


改訂版

ちいさないきもの

くらしとかいかた
日高敏隆監修、柴田保彦・他指導、伊藤ふくお構成
(ひかりのくに 本体八〇〇円)

カタツムリ、ザリガニ、カエル、カメ、トカゲなど、海や川、野原など身近にいる小さな生き物を生態+飼育+図鑑で紹介。自然カメラマンが鋭くとらえた生態写真とすべて実践済みの飼育法を精密なイラストでわかりやすく解説しています。
ISBN978-4-564-20304-6(幼児から)


追跡! なぞの深海生物

藤原義弘 JAMSTEC写真・文、野見山ふみこ文
(あかね書房 本体一五〇〇円)

深海生物の個性豊かなすがたと、なぞの生態を美しい写真で紹介。死んだクジラがはぐくむ深海のオアシスや、有毒な化学物質を細菌の力で栄養に変える生物など、テーマ別で深海生物を取り上げ、大きさ、採集場所、水深、特徴を解説。見て、読んで、試して楽しめる写真絵本。
ISBN978-4-251-09866-5(小学中学年から)


あわふきむし

藤丸篤夫しゃしん、有沢重雄ぶん
(そうえん社 本体一二〇〇円)

公園や雑木林で、不思議な白いあわが草のねもとや木の葉のつけねについているのを見たことはありませんか? これ、虫のたまご? それとも鳥のふん? 実はこれ、アワフキムシという昆虫の幼虫がくらす巣なのです。みぢかな自然で小さな昆虫のおどろきあふれるくらしを発見!
ISBN978-4-88264-455-2(幼児~小学低学年)


深海生物大集合

超ふしぎなダイオウグソクムシとびっくりエビたち

ハイディ・ムーア著、吉上恭太訳
(鈴木出版 本体一八〇〇円)

近年、何かと話題になることが多い「深海生物」。近頃話題のダイオウグソクムシを探ります。ダンゴムシのような見た目なのに、ものすごくでっかくて、生態にはまだまだナゾが多く興味がつきません。子どもたちが生物の多様性に目を輝かせることを願っています。
ISBN978-4-7902-3298-8(小学低学年から)


田んぼの生きものたち

ナマズ

前畑政善文・写真
(農文協 本体二五〇〇円)

淡水魚の王者ナマズ。ふだんの食べものは? 田んぼでの大ジャンプはなぜ? 地震を予知できる? そんな知られざる暮らしを描く写真絵本。琵琶湖にすむ巨大ナマズ、世界のユニークなナマズ、釣り方・飼い方、各地のナマズ料理までナマズの全てが分かる。生きもの別全10巻の1冊。
ISBN978-4-540-10123-6(小学中学年から)


きせきの海をうめたてないで!

キム・ファン著、大田黒摩利、たかおかゆみこ絵
(童心社 本体一四五〇円)

山口県上関町長島・祝島のまわりの海は「きせきの海」とよばれ、絶滅危惧種や希少種がつぎつぎに発見されました。しかしそこに原発がつくられてしまったら……。生きものたちの声なき訴えを受けとめ考えるノンフィクション。
ISBN978-4-494-02039-3(小学中学年)


コウノトリ よみがえる里山

宮垣 均文、兵庫県豊岡市の人々写真
(小峰書店 本体一四○○円)

日本から姿を消したコウノトリが、日本の空に戻ってきてから10年。兵庫県豊岡市では、コウノトリのいる風景がごく当たり前になっています。自然豊かな「里山」で、コウノトリとともにくらすとはどういうことなのか、コウノトリの四季の写真を通して、紹介していきます。
ISBN978-4-338-27004-5(小学中学年から)


大研究 動物うんこ図鑑

国土社編集部編
(国土社 本体三八〇〇円)

動物のうんこには、食べる物や生活環境など、その生態によって違いがあります。形や色、大きさ、においにも、それぞれ理由があるのです。インドゾウからレッサーパンダやペンギンまで、動物園の方々が撮影したさまざまな動物のうんこを掲載し、ユニークな特徴を解説します。
ISBN978-4-337-27902-5(小学低学年~中学生)


森のなかまたち

ショーン・シーヒィ作、みたかよこ訳
(大日本絵画 本体三七〇〇円)

森の動物たちは、巣を作ったり、えものを捕まえるためのワナを仕組んだり、生活環境を整えたりと、それぞれにあった方法で他の動物たちとともに暮らしています。そんな美しく迫力ある動物たちの世界を、とびだすしかけとともにお楽しみください。
ISBN978-4-499-28597-1(幼児から)


オタマジャクシをそだてよう

ビビアン・フレンチぶん、アリソン・バートレットえ、山口文生やく
(評論社 本体一三〇〇円)

ママとふたりで、池からカエルの卵をすくって、家に持ってかえった。そして毎日、観察した。卵からオタマジャクシになり、足が出て、しっぽが短くなって、口が大きくなって……いちにんまえのカエルに成長するまでを、あたたかい気持ちで見守る女の子の絵本です。
ISBN978-4-566-00701-7(小学低学年から)


ウミガメ いのちをつなぐ岬

櫻井季己写真・文
(少年写真新聞社 本体一四〇〇円)

アカウミガメは、夏の夜に日本各地の海岸にやってきて、砂浜で卵を産みます。やがてかえった子ガメは、砂の中からはい出て大海原に旅立ちます。静岡県・御前崎を舞台に、太古から続くいのちをつなぐ不思議ないとなみと、それを見守り続ける海辺の人びとを、写真物語で伝えます。
ISBN978-4-87981-527-9(小学中学年から)


海中大探険!

しんかい6500で行く、深海への旅
井上よう子作、木下真一郎絵、海洋研究開発機構監修
(岩崎書店 本体一五〇〇円)

しんかい6500に乗りこみ、ダイオウイカをはじめとした深海生物と出会う旅へ。精密画ならではの、写真以上の美しさが際立ちます。迫力の両観音ページは必見です。レアアース、食用深海魚など身近な深海世界も紹介。不思議と驚きにみちあふれた深海を、一緒に探険しよう!
ISBN978-4-265-83018-3(小学中学年から)


はじめての恐竜えほん

冨田幸光監修
(PHP研究所 本体一六〇〇円)

イラストとストーリーで恐竜について学べる知識絵本。お話仕立ての中にも、図鑑の要素も盛り込んでいるので、細かく学べます。恐竜好きの子どもたちはもちろん、これから恐竜に興味をもつであろう子どもたちにも、「恐竜入門書」として手に取っていただきたい1冊です。
ISBN978-4-569-78437-3(幼児から)


ふしぎびっくり写真絵本

ダンゴウオの海

鍵井靖章写真・文
(フレーベル館 本体一四〇〇円)

東日本大震災3週間後に潜った岩手県の宮古湾。魚がいなくなった海の底で写真家がようやく出合ったのは、わずか2センチの小さな魚ダンゴウオ。その姿に希望を感じ、海を見つめるために撮り続けた三陸の海のそれからを貴重な写真で綴ります。海の再生と命のつながりに感動です。
ISBN978-4-577-04270-0(小学中学年から)


写真でわかる図鑑えほん

きょうりゅうだいはっけんずかん

真鍋 真監修、寺越慶司絵
(世界文化社 本体一三〇〇円)

ティラノサウルスやトリケラトプスなど、人気恐竜の特徴を化石写真とリアルイラストで徹底解剖。恐竜博士の解説付きで、恐竜の分類や鳥類進化もわかりやすく紹介します。全40種以上の人気恐竜を網羅した、低学年向け図鑑絵本。恐竜の大きさ比較ができるパノラマポスター付き!
ISBN978-4-418-15808-9(幼児~小学低学年)


脳と運動のふしぎな関係

体で覚えるって、どういうこと?
野崎大地著
(くもん出版 本体一四〇〇円)

わりといいかげんな筋肉、その筋肉まかせの骨……それでも思いどおりに体が動くのはなぜ? そのひみつは、きまじめな小脳と、臨機応変な大脳の働きにありました。運動を科学的に調べる最新の研究はもちろん、「運動の上達に役立つ研究の成果」も紹介しています。
ISBN978-4-7743-2240-7(小学高学年から)


うんちの正体

菌は人類をすくう
坂元志歩著、鱈 耳郎絵
(ポプラ社 本体一三〇〇円)

うんちやおならがくさいのは、腸内に百兆個以上もいる菌のしわざ。その菌はヒトの体の調子や、心にまで大きな影響をあたえているという。多くの菌がすむ腸内─腸内フローラ─は様々なメディアでも話題騒然。だれもが気になるうんちの正体、菌とヒトのふか~い関係にせまります。
ISBN978-4-591-14293-6(小学中学年から)


ひまわり

荒井真紀文・絵
(金の星社 本体一二〇〇円)

ひまわりの種をまいてみましょう。静かに目を覚ました小さな命は、根を生やし、芽を出して、葉をつけながらぐんぐんと背をのばします。そして、大きな花を咲かせ、たくさんの種を残します。ひと粒の種から次世代へ多くの命をつなぐ、神秘に満ちたひまわりの一生を描いた絵本。
ISBN978-4-323-07272-2(幼児から)


はじめての手づくり科学あそび(全3巻)

塩見啓一監修、西 博志著、こばようこイラスト
(アリス館 本体 各一五〇〇円円)

『ゴム・ばね・おもりであそぼ』『ひかり・かげ・おとであそぼ』『かぜ・くうき・みずであそぼ』の3巻からなる、手づくり科学おもちゃのシリーズ。身の回りのものを使って自分だけのおもちゃを作り、科学を楽しく考えます。子どもたちの疑問に答えるコーナーも。
ISBN978-4-7520-0698-5(小学中学年から)


庭をつくろう!

ゲルダ・ミューラー作、ふしみみさを訳
(あすなろ書房 本体一五〇〇円)

春、バンジャマンの引っ越してきた家には、広い庭がありました。でも、長いこと空き家だったので、庭は荒れ放題。まるで、ジャングルみたい。すてきな庭をつくるには、どうしたら、いいのかな? ちいさな園芸家の1年間を描いた庭づくり絵本の傑作、待望の改訂再刊!
ISBN978-4-7515-2718-4(小学中学年から)


よるになると

松岡達英さく
(福音館書店 本体九〇〇円)

餌をとるため、捕食者に襲われないため、さまざまな理由でいきものたちは、それぞれの生活する時間帯を持っています。昼の様子と比較して夜のいきものたちの様子はなかなか見られません。草原や池、林などを舞台に、いきものたちの昼と夜の世界を丁寧に描いていきます。
ISBN978-4-8340-8172-5(4歳から)


きょうのシロクマ

あべ弘士作
(光村教育図書 本体一三〇〇円)

アザラシを見つけた腹ペコのシロクマ。狩りを試みますが…。あべ弘士が2011年6月、初の北極探検で出会った野生のシロクマをのびのび描く。ページをめくるたび、にげろ! がんばれ! と叫んでしまうことでしょう。さて、アザラシとシロクマ、どちらを応援しますか?
ISBN978-4-89572-861-4(幼児から)


写真で見る小さな生きものの不思議

皆越ようせい著
(平凡社 本体二四〇〇円)

ダンゴムシ、ハサミムシ、ミミズたちは、落ち葉の下や土の中で食物連鎖の重要な役目を担っている。これら小さな生きものの姿や生態の衝撃的面白さを満載した写真図鑑。
ISBN978-4-582-54248-6(小学中学年から)


しぜんにタッチ!

おどろきいっぱい!トマト

榎本 功・他写真、野口 貴真監修
(ひさかたチャイルド 本体一三〇〇円)

小学校の生活科でも取り入れられることの多いトマトの栽培。大人気のトマトを数多くの鮮明な写真で、さまざまな側面から紹介しています。知れば知るほど驚きがいっぱい。自然や食に対する興味がわいてくる1冊です。
ISBN978-4-86549-039-8(3、4歳から)


まんが冒険恐竜館(全5巻)

伊東章夫作、真鍋 真監修
(新日本出版社 本体各二〇〇〇円)

恐竜大好きな3人組が迷い込んだのは、恐竜たちが生きている不思議な世界。恐竜の種類や特徴、暮らしぶりなどが、まんがを通してわかるシリーズです。巻末に国立科学博物館、真鍋博士の最新恐竜解説付きです。
ISBN978-4-406-05848-3(小学中学年から)


学研の図鑑LIVE 昆虫

岡島秀治監修
(学研マーケティング 本体二〇〇〇円)

掲載種は約1900種! 種がわかり、見て楽しい、読んでナットクの図鑑です。本を開くと、楽しい昆虫の世界にはいりこみ、ARや特別付録のDVDで昆虫のくらしにおどろき、本を閉じると目の前には夢が広がる、そんな図鑑です。
ISBN978-4-05-203861-7(幼児~小学生全般)


琵琶湖のカルテ

科学者たちからのメッセージ
今関信子著
(文研出版 本体一三〇〇円)

日本最大の湖、琵琶湖。その「琵琶湖の医者」として、湖をずっと見守ってきた科学者たちの研究を通して、現在の琵琶湖のすがたに迫る!赤潮やアオコ、外来種、さらには地球温暖化など、琵琶湖から見えてくるさまざまな問題と、人々の取り組みの物語です。
ISBN978-4-580-82104-0(小学高学年から)


蝶の目と草はらの秘密

ジョイス・シドマン文、ベス・クロムス絵、百々佑利子・他訳
(冨山房 本体二〇〇〇円)

スクラッチボードによって草はらの見事なタペストリー、リズミカルな詩句による《なぞかけ》、そして科学的な解説……。三者が一体となったユニークな絵本。コールデコット賞・ニューベリー賞をはじめ数々の受賞に輝く詩人と画家が繰り広げる自然への賛歌!
ISBN978-4-572-00373-7(小学中学年から)


どっこい生きてる、ゴミの中

たくましい海の魚たち
伊藤勝敏写真・文
(保育社 本体二二〇〇円)

ゴミの中で生きる魚たちの、たくましくけなげな写真がたっぷり。ベテランカメラマンが、10年以上をかけて撮った写真をまとめた渾身の1冊。海中から聞こえてくる魚たちの声なき声から、人間は何を感じ、どう行動すべきか。「国連生物多様性の10年日本委員会」推薦図書。
ISBN978-4-586-31304-4(小学高学年から)


むしとりにいこうよ!

はたこうしろう作
(ほるぷ出版 本体一三〇〇円)

お兄ちゃんは虫取りの天才。今日も一緒に虫取りに行くぞ! お兄ちゃんといると不思議、いつもの道に、だんだん虫がいっぱい見えてくる─。虫取りが大好きな作者が、「子どもたちに、外遊びの楽しさや、虫取りの楽しさを、もっと知ってほしい」と考えて作った絵本です。
ISBN978-4-593-56087-5(4、5歳から)


雲のかたちで天気がわかる

新田 尚ぶん
(大日本図 本体一三三三円)

雲には基本的に10種類のかたちがあり、それらの組み合わせや変形で、さまざまな雲となってあらわれます。これらの雲の基本10種をわかりやすく説明しており、天気がどのようにかわっていくのか予想することができます。また雲に関する疑問に答えるコーナーも設けています。
ISBN978-4-477-01462-3(小学高学年)


カブトガニの謎

惣路紀通著
(誠文堂新光社 本体一五〇〇円)

生きた化石といわれるカブトガニ。青い色をしたカブトガニの血液は、その成分が毒素の検査薬に使われるようになり人間にとって欠かせない生き物にもなってきました。カブトガニの不思議な形状をした体の仕組みやその暮らし、守るべき環境等、いろいろな謎や不思議を紹介します。
ISBN978-4-416-11535-0(小学高学年から)