日本児童図書出版協会

児童書出版文化の向上と児童書の普及を目指して活動している団体です

“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2012年6月号より

沖縄の本 No.2

ウミガメと少年

野坂昭如戦争童話集 沖縄篇
野坂昭如/作・ 男鹿和雄/絵・早川敦子/英訳(徳間書店 本体1700円)

野坂昭如が平和への願いをこめた物語に、アニメーション美術監督で挿絵家の男鹿和雄が新たな生命を吹き込む。美しいカラー挿絵入り。(小学生から)

まぶらいの島

竹内紘子/著・日向野桂子/画(くもん出版 本体1200円)

不登校のひろみは、メル友のケンムンが働く島に誘われるまま旅立つ。島の民宿でひろみは、やさしい風土のなかでさまざまな問題に直面する。(中学)

辺野古・大浦湾の山・川・海

わすれたくない海のこと

中村卓哉/文・写真(偕成社 本体1500円)

たくさんの珍しい生き物たちが暮らす、沖縄県辺野古にある大浦湾。その豊かな環境をつくる水の旅を追いながら、生き物たちを捉えた写真絵本。(小学中学年から)

山猫たんけん隊

松岡達英/作(偕成社 本体1200円)

山猫を探しに、沖縄県・西表島の無人島へ! テント生活や料理、海釣りにマングローブ探検など、キャンプの楽しみがいっぱいつまった絵本。(4、5歳から)

わたしたちの戦争体験
⑥沖縄

田代 脩/監修・日本児童文芸家協会/著(学研マーケティング 本体1600円)

沖縄の戦争体験を子どもたちに伝える読み物。体験者の証言や、当時の様子などを物語で紹介し、戦争について考えてもらう本です。(小学高学年~中学)

シリーズ戦争遺跡② 戦場になった島

〜沖縄・本土戦
平井美津子/編(汐文社 本体2500円)

戦争の本当のすがたを知り、平和を学ぶために活用できる戦争遺跡を紹介。沖縄陸軍病院南風原壕群、御真影奉護壕など、沖縄に残る遺跡を中心に収録する。(小学中学年から)

ビジュアル版平和博物館・戦跡ガイド③

沖縄県平和祈念資料館と戦跡めぐり

佐藤広基、本地桃子/イラスト・文(汐文社 本体2000円)

第二次世界大戦中、日本で唯一の地上戦があった沖縄。その実相と戦跡を写真とイラストで解説。平和学習や修学旅行の事前学習に役立つ1冊。(小学中学年から)

新都道府県クイズ⑥
九州・沖縄

北 俊夫/監修(国土社 本体2800円)

「シーサーの元になった動物は?」「沖縄では桜はいつ咲く?」など、九州・沖縄地方のクイズを県別に出題・解説しています。(小学中学年から)

調べよう日本の伝統工業⑦

九州・沖縄の伝統工業

北 俊夫/監修(国土社 本体2600円)

紅型や芭蕉布など沖縄の伝統工業の歴史や特色を解説。伝統工業の分布地図や見学ガイドなど調べ学習に役立つ情報も掲載しました。(小学高学年から)