“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2012年2月号より

鬼の本

 昨年の園の豆まきでは、鬼が登場しただけで大泣きした息子。今年は少しでも楽しめるように、本で鬼となかよくなっておきたいと思います。楽しく読める鬼の本を教えてください。(神奈川県・母親)

かえるをのんだととさん

日野十成/再話・斎藤隆夫/絵(福音館書店 本体800円)

ととさんは「腹の虫」退治のために蛙を飲み込みます。その後、蛇、雉、猟師、鬼と次々にのみこみ、最後は……。愉快なお話。(幼児から)

鬼といりまめ

谷 真介/文・赤坂三好/絵(佼成出版社 本体1068円)

「おふくを嫁にくれろ」とやってきた鬼に、母さんは炒り豆を投げつけて追い返します。鬼はすっかり炒り豆が嫌いになり…。節分の由来話。(4歳から)

ももたろう

瀬川康男/絵・松谷みよ子/文(フレーベル館 本体1500円)

ももから生まれたももたろうが、鬼退治に行く有名な昔話。斬新な絵と味わいのある文章で、また新たな発見ができる1冊となっています。(幼児から)

いっすんぼうし

礒みゆき/文・及川賢治/絵(小学館 本体1000円)

おやゆびから産まれた男の子。大志を抱いて都へ上り、お姫さまを守って鬼たいじ。鬼といえば「桃太郎」に並ぶ昔話の代表作。及川さんの絵で。(幼児〜小学低学年)

わらっちゃった

大島妙子/作(小学館 本体1300円)

アケミちゃんとけんかしてカッカしてたら、なんと角がある鬼になっちゃった!!  ずーっと鬼だったらどうしよう…。涙と笑いあふれる心温まる絵本。(幼児〜小学低学年)

ばいきんあたろー はみがきしない子、みーつけた!

村上しいこ/作・大島妙子/絵(PHP研究所 本体1100円)

ばいきん小鬼「あたろー」の仕事は、歯みがきしない子の口の中に入ってチクチクすること。ところが…。人間の子とばいきんの心温まるお話。(小学低学年から)

おにはうち!

中川ひろたか/文・村上康成/絵(童心社 本体1300円)

園に遊びにきたにおくんは野球がじょうずでみんなびっくり!でも豆まきがはじまったらにげだしてしまった。におくんはみんなの友だちだよ!(幼児から)

じごくのそうべえ

たじまゆきひこ/作(童心社 本体1400円)

綱渡りの綱から落ちたそうべえ。落ちた先はじごく! 人食い鬼にのみこまれ、あの手この手で脱出を試みるが…笑いが止まらない落語絵本。(5、6歳から)

妖怪図鑑

常光 徹/文・飯野和好/絵(童心社 本体1500円)

鬼や河童にまつわる民話や豆知識を交えながら、代表的な妖怪を詳しく解説。昔ながらの妖怪から現代の妖怪まで、個性的な妖怪が大集合!(幼児から)

頭のいい子を育てるおはなし366 1日1話3分で読める

主婦の友社/編(主婦の友社 本体2300円)

「大江山の鬼」や目玉が大好物な「鬼六」、そしてみんなが知っている鬼たちが、ピーヒャラドンドン出てくるよ。鬼ヶ島へも行こう!(小学低学年)

妖怪伝 巻の3 鬼

たかしよいち/作・茂利勝彦/画(ポプラ社 本体1100円)

月夜の山で偶然手に入れた、鬼のぬけがら。男はそれを身にまとい、恐ろしい青鬼の姿となって村に戻ったが…。不思議な鬼の物語3編を収録。(小学中学年から)

内科・オバケ科 ホオズキ医院 オバケだって、カゼをひく!

富安陽子/作・小松良佳/絵(ポプラ社 本体950円)

オバケの世界に入りこんでしまった恭平。オバケ科の医者、鬼灯先生に、むりやり鬼にインフルエンザの予防注射を打つ手伝いをさせられ……!? (小学中学年から)

おにたのぼうし

あまんきみこ/ぶん・いわさきちひろ/え(ポプラ社 本体1000円)

節分の夜、豆まきの音がしない家にとびこんだ鬼の子のおにたは、病気のお母さんを世話する少女にであいます。長く読みつがれてきた名作絵本。(5歳から)

こんにちはおにさん

内田麟太郎/作・広野多珂子/絵(教育画劇 本体1000円)

鬼は毛虫を怖がったのを見られ、恥ずかしくて家から出てきません。優しい鬼と一緒に遊びたいタヌキとイタチは、来る日も来る日も誘いにきて…。(幼児〜小学低学年)

おにのこ こづな

さねとうあきら/文・かたやまけん/画(教育画劇 本体1200円)

行方知れずの娘は、鬼にさらわれ、こづなという子の母になっていた。鬼と人の子こづな。人里で暮らしはじめたこづなの頭に角が生えてきて…。(幼児〜小学低学年)

おにはそと

せなけいこ/作・絵(金の星社 本体1200円)

鬼の親分はちび鬼が人間に捕まったと思い、よろいを着てちび鬼を連れ戻しに向かいます。親子一緒に楽しめる豆まきのユニークな絵本!(幼児から)

こぶとりじいさん

いもとようこ/文絵(金の星社 本体1300円)

右頬にこぶのある陽気なじいさんは上手に踊り、鬼にこぶを取ってもらいます。左頬にこぶのある陰気なじいさんも真似てみますが…。語りつぎたい物語。(幼児から)

ないた赤おに

浜田廣介/作・いもとようこ/絵(金の星社 本体1400円)

人間と仲良くしたい赤おには、悪役を買ってでた青おにのおかげで、たくさんの友だちを得られました。友情の美しさと孤独の哀しみを描いた童話の傑作!(小学低学年から)

おにのはなし

寺村輝夫/文・ヒサクニヒコ/絵(あかね書房 本体1000円)

「おにのにんじん」「おにのおやかた」「おにのじんべえどん」「おにの小づち」など、いろいろなおにのはなしを7編収めました。(小学低学年から)

ぼくもうなかないぞ

守屋正恵/さく・いもとようこ/え(あかね書房 本体1200円)

節分の日のおはなし。はたけむぐらのなみだが、コロコロころがって、大きく大きくなって、なみだおにになってしまいました。(幼児)

いっすんぼうし

山下明生/文・山本 孝/絵(あかね書房 本体1000円)

針の刀を腰に差し、都にのぼった一寸法師。姫をさらおうとする赤鬼と青鬼に一人で立ち向かう! 親しみやすい「むかしばなし」絵本。(幼児)

こんたのおつかい

田中友佳子/作・絵(徳間書店 本体1400円)

お母さんにおつかいをたのまれた子ぎつね。行ってはダメといわれていた道を通りたくなって…? 妖怪が次々登場し迫力満点の大人気絵本。(3歳から)

ゼラルダと人喰い鬼

トミー・ウンゲラー/作・たむらりゅういち、あそうくみ/やく(評論社 本体1300円)

料理が大好きな少女ゼラルダ。山の中で恐ろしい人喰い鬼に出会いますが、あまりに腹ぺこだった鬼は?! 素敵な料理がずらりと並ぶ絵本。(小学低学年から)

いたいのいたいのとんでゆけ

新井悦子/作・野村たかあき/絵(鈴木出版 本体1200円)

腰を痛めたばあさまのために、さよが「痛いの痛いのお山の鬼にとんでゆけ」とおまじないをしたら、なんと鬼に痛みが飛んでいった! 困った鬼は…。(4、5歳から)

ももたろう

おざわとしお、ながさきももこ/再話・こばやしゆたか/絵(くもん出版 本体450円)

耳で聞いて分かりやすい語り口を徹底的に吟味し、昔話本来の語り口を守りつつ再話しました。親子のコミュニケーションや語りのテキストに最適。(幼児から)

おなかのなかにおにがいる

小沢孝子/作・西村達馬/絵(ひさかたチャイルド 本体800円)

おなかの中にいるおには、おなかの持ち主と同じ性格。食いしん坊に泣き虫、へそまがり…。節分の日に豆まきでおにを追い出そうとしますが…。(4、5歳から)

おにはうち ふくはそと

西本鶏介/文・村上 豊/絵(ひさかたチャイルド 本体1000円)

節分の日にまく豆がない貧しいお百姓さん夫婦。せめて声だけでもと、豆まきを始めた途端「おにはうち」と言い間違えてしまい…。(4、5歳から)

なきむしおにのオニタン

上野与志/作・藤本四郎/絵(ひさかたチャイルド 本体1200円)

鬼の子オニタンは、泣き虫をなおすため節分の日に人間の国へ行くことに。さあ、泣かないでいられるかな?(2、3歳から)

おにのおにぎりや

ちばみなこ/作・絵(偕成社 本体1000円)

おにぎりやをはじめたオニの兄弟。おいしいものをたくさんつめこんだおにぎりは動物たちに大人気。おいしい幸せがはじける絵本。(4歳から)

えんまのはいしゃ

くすのきしげのり/作・二見正直/絵(偕成社 本体1200円)

地獄に落とされないようにえんまさまに嘘をついたほらふきの歯医者。うまくいいのがれられるかな? 恐い地獄の世界をコミカルに描いた絵本。(3歳から)

ないたあかおに

はまだひろすけ/ぶん・いけだたつお/え(偕成社 本体1000円)

村人と仲良くなりたい赤おにに、友人の青おにはある作戦を提案。作戦は成功し、赤おにの願いは叶いますが…。おに同士の深い友情を描きます。(4歳から)

地獄めぐり③ 鬼の大宴会

沼野正子/文・絵(汐文社 本体1600円)

小鬼の案内で地獄をめぐるキクマロとミルメ。下へ下へと落ちてゆくと、まっていたのは灼熱地獄! 人間料理を食べながら、鬼たちが大宴会をひらいてる!(小学中学年から)

てんのおにまつり

宮﨑 優、宮﨑俊枝/作・絵(BL出版 本体1300円)

子鬼たちは父さんから太鼓をもらいました。たたくと竜神さまがあらわれて…。コラージュを大胆に使い、宇宙的な広がりを感じさせる作品。(4歳から)

オニの生活図鑑

ヒサクニヒコ/文・絵(国土社 本体1500円)

頭にはツノ、手には鉄棒。誰もが知っている、愛すべき不思議な存在。オニたちは、一体どんな生活をしているのでしょう。(小学低学年から)

きょうはせつぶん ふくはだれ?

正岡慧子/作・古内ヨシ/絵(世界文化社 本体1000円)

節分の夜に起こった小さな事件。「おれは福だから家に入る」という男はだれ? 謎解きに活躍する牛と鬼の子の絆が深まります。豆まきをしたくなるお話です。(幼児〜小学低学年)