日本児童図書出版協会

児童書出版文化の向上と児童書の普及を目指して活動している団体です

“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2010年10月号より

数の本

 私自身、算数が苦手だったので、子どもには数について楽しく学んでほしいな…と思っています。子どもが「おもしろい!」と思ってくれるような本があれば教えてください。(佐賀県・会社員)

うたで楽しむかけ算九九えほん

大久保ナオ登/さく・え(世界文化社 本体1800円)

クック星に住むクックのナビゲートでかけ算九九を覚える絵本。今の子どもたちの感覚に合う音楽の「九九の歌CD」が付いて自然に覚えられる! (5歳から)

くまくまねんころりん

アリソン・アトキンス/絵・中川ひろたか/訳(世界文化社 本体1600円)

穴あきのしかけに起毛素材の立体のくまちゃんが10人。かれらが1人ずつ減っていき、最後は……? 数えることを覚え始めたお子さまにぴったり。(1歳から)

かぞえておぼえるかずのえほん

島田ゆか/絵(鈴木出版 本体1500円)

テレビや、靴下など、絵本の画面の中のさまざまなものを実際に数えて、1から100までの数字をしっかり覚えます。数字を書いて消せる練習ページ付きです!(4歳から)

まめのかぞえうた

西内ミナミ/さく・和歌山静子/え(鈴木出版 本体1100円)

ひとーつ、まめひとつあったとさ。かぞえうたに合わせて豆が生長していく様子と、言葉のリズムが楽しい1冊。画面の中の豆もひとつずつ増えていきます。(2歳から)

パオちゃんの1・2・3

なかがわみちこ/さく・え(PHP研究所 本体660円)

パオちゃんがひいおばあちゃんの100歳のパーティーに行くまでの絵の中に、1から100までの数字が……。パオちゃんと楽しくおぼえる勉強絵本。(3、4歳から)

もののかぞえ方絵事典

村越正則/監修(PHP研究所 本体2800円)

動物、食べ物、道具。さまざまなもののかぞえ方をたくさんの絵を使って紹介した絵事典。意外なかぞえ方にびっくり。調べ学習にも使えます。(小学中学年から)

数と形の事典

新井紀子・岡部恒治/著(PHP研究所 本体2800円)

この世界にはいたるところに数学の定理が! 身近にあるものの形に着目すると、そこには必然が見えてきました。数と形のなぞにせまる事典です。(小学中学年から)

算数の呪い

ジョン・シェスカ/文・レイン・スミス/絵・青山南/訳(小峰書店 本体1800円)

「たいていのことは、算数の問題として考えられますよ」 先生の言葉で、身のまわりのもの、やることなすこと何もかもが算数に化けちゃった!?(小学低学年から)

ねむれないひつじのよる

かずのほん
きたむらさとし/作(小峰書店 本体1300円)

あるばん、ひつじのウーリィはねむれないので散歩にでかけました。出会ったのは、1羽のチョウチョ、2匹のテントウムシ……。楽しい数の絵本。(幼児から)

ひとりぼっちのタツノオトシゴ

サクストン・フライマン+ユースト・エルファーズ/作・ちばしげき/訳(小峰書店 本体1300円)

いっぴきのタツノオトシゴが泣いていました。「友だちになろう」と声をかけたのは、2ひきのカニ、3びきのハリセンボン……。野菜でできたサカナたちの絵本。(幼児から)

アメリカの数のえほん

(全3巻)
D・M・シュワルツ/作・S・ケロッグ/絵・秋山 仁/日本語版監修・須美子・サライン/訳(文研出版 揃本体5100円)

『100万ってどれくらい?』『100万ドルあったなら』『100万をはかってみよう』アメリカで大ヒットの絵本。数の大きさに驚いて、数に興味がでる。巻末には子ども向け解説付き。(小学低学年〜高学年)

1と7

二宮由紀子/作・高畠 純/絵(ひかりのくに 本体1200円)

数字の1と7がケンカした!? 読み方や形が似ている2人はいつもライバル。擬人化された個性ある数字たちのやりとりが楽しい絵本。(幼児〜小学低学年)

新版

9×9の本

CDつき歌で必ず暗記できる
ハマダルコラ/イラスト(ひかりのくに 本体1200円)

楽しみながら9×9をリズムで覚えられる! ノリのいい曲と文、ポップでかわいいイラストで展開。12センチCD付き。(幼児〜小学低学年)

すうじ

集中力を育てる絵本
巻左千夫/作・西内としお/絵(ひかりのくに 本体1200円)

呪文を唱えると、1台の車、5本のクレヨン、8個のリンゴなどが飛び出して、探し絵のように遊ぶこともできる絵本。(幼児)

数え方と単位の本(1)

暮らしと生活
飯田朝子/監修(学研マーケティング 本体2800円)

家具・衣服・乗り物・生活雑貨など、わたしたちが暮らしの中で目にするモノ、使うモノの数え方と単位を紹介します。(小学高学年)

数え方と単位の本(2)

遊びと文化
飯田朝子/監修(学研マーケティング 本体2800円)

音楽・スポーツ・ゲーム・日本の伝統文化など、遊びや文化に関する数え方と単位を紹介します。(小学高学年)

数え方と単位の本

(全6巻)
飯田朝子/監修(学研マーケティング 揃本体16800円)

イカは「杯」、チョウは「頭」!? モノのさまざまな数え方と単位を知ることで、日本語の奥深さと、おもしろさ、日常生活での話す力が身につく本。(小学高学年)

いもうとがウサギいっぴきたべちゃった

アビル・グロスマン/文・ケビン・ホークス/絵・いとうひろし/訳(徳間書店 本体1500円)

ウサギ1ぴき、ヘビ2ひき…つぎつぎにいろんな動物を丸飲みしちゃう、ぼくのいもうと。ユーモアたっぷり、ちょっと変わった数の絵本。(幼児から)

王さまライオンのケーキ

はんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし
マシュー・マケリゴット/作・絵・野口絵美/訳(徳間書店 本体1600円)

ライオンは8ぴきの動物を招き、デザートのケーキを「自分の分をとってまわしなさい」と、となりのゾウに。どうやってわけるのかな?(小学低学年から)

1つぶのおこめ

さんすうのむかしばなし
デミ/作・さくまゆみこ/訳(光村教育図書 本体1900円)

ごほうびは、おこめ。1つぶ、2つぶ、4つぶ、8つぶ……。30日目には、何つぶ? ラスト、左右に広がる大パノラマページは、圧巻の1メートル超!(幼児から)

ねないこどのこ

フィリス・ルート/文・スーザン・ゲイバー/絵・野の水生/訳(フレーベル館 本体1300円)

日が暮れたのにまだ眠りたくない10匹のこひつじたち。詩のような言葉で数を奏でます。1匹、2匹、3匹…。さいごの1匹はどうしたでしょう。(3歳から)

アンパンマンの1・2・3

無藤隆/監修・東京ムービー/作画・やなせたかし/原作(フレーベル館 本体850円)

はじめて数に興味を持った子どもの、入門ワーク。数の前に、図形認識から誘導。アンパンマンと楽しく学べる数の絵本の大ベストセラーです。(2歳から)

ぱくちゃん かずのえほん

せきゆうこ/作(小学館 本体500円)

絵本雑誌「おひさま」で大人気のお話「ぱくっ」のぱくちゃんと一緒に、楽しみながら1から10までの数を学べる絵本です。おいしそうな絵がすてきです。(0〜3歳)

1+1=2

たんじょうびにともだちなんびきくるかな?
リュボスラウ・パリョ/作・ささきたづこ/訳(小学館 本体1400円)

きょうはおさるのゴーゴーの誕生日。とらくん、カンガルーさん、ぞうさん…たくさんの友だちがお祝いにやって来ます。さあ、集まったのは全部で何匹?(4歳から)

21世紀幼稚園百科

かずあそび1・2・3

野田一郎/監修(小学館 本体970円)

小さな子どもたちのために、1から10までの数を中心に、楽しくわかりやすく構成。小鳥や花などの数を数えたりして、無理なく数に親しめます。(4〜6歳)

かず

フィオナ・ランド/絵(主婦の友社 本体800円)

遊びを通じて脳を育てることができる、赤ちゃんや幼児の知育に理想的な絵本です。数字と数、手ざわりに焦点をあて、認識力や理解力を育てます。(0〜3歳)

かずのえほん

わらべきみか/絵(ひさかたチャイルド 本体1600円)

「かぞえる力」を養うだけでなく、「長い・短い」「高い・低い」などの比較を使って、数学の基礎となる「考える力」も養うことのできる絵本。(2、3歳から)

ペネロペかずをかぞえる

アン・グットマン/ぶん・ゲオルグ・ハレンスレーベン/え・ひがしかずこ/やく(岩崎書店 本体1000円)

ペネロペは1から10までの数をかぞえられるようになったよ。くつした、キャンディー、まくら……。ペネロペといっしょにかずをかぞえてね。(3歳から)

しずくちゃんのことば・かずあそび

わだことみ/原案・ぎぼりつこ/絵(岩崎書店 本体800円)

しずくちゃんといっしょにことばあそび、かずあそびをしましょう! ひらがな、かたかな、ことばの意味、数字の順番が学べる知育絵本。(5、6歳から)

M78ウルトラマンのかずの1、2、3

ベネリック/原案・なかたわこう/作絵(岩崎書店 本体780円)

ウルトラマンとその仲間によって「1から10」までをかぞえます。さあ、いっしょにかぞえよう1、2、3! (3、4歳から)

子どもに伝えたい伝承遊び

和算

和算研究所/監修・佐藤健一/文(文溪堂本体1500円)

日本独自の数学「和算」は、数当てや図形パズル的な遊びの要素も多かった。和算をその数学的な面、伝統工芸的な面と多方面から紹介する本。(小学中学年から)

わくわくさんすう忍者入門編

田中博史/著(文溪堂 本体950円)

かわいいイラストで子どもの興味を引きながら、問題をイメージする修業、次は絵から文にする修業と楽しみつつ算数力をつける本。(小学中学年から)

つみき

中川ひろたか/ぶん・平田利之/え(金の星社 本体850円)

つみきがひとつ、ふたつと積みあげられて、とうとう10こになった時、てんとう虫がとまります。するとつみきがゆらゆら揺れて…。シンプルで愉快な絵本。(幼児から)

ハティちゃんのいち・に・さん

わらべきみか/作(金の星社 本体780円)

1から10までの数を、楽しいごろ合わせをしながら覚えましょう。かわいいハティちゃんが、いろいろな動物や食べ物を紹介してくれます。(幼児から)

IQ算数・数学クイズ&パズル

ワン・ステップ/編(金の星社 本体2000円)

だじゃれ数字クイズや数学クロスパズルなど、バラエティーに富んだクイズやパズルが満載! 楽しみながら、発想力・論理力・観察力などが養えます。(小学高学年〜中学)

十二支のかぞえうた

さいとうしのぶ/作・絵(佼成出版社 本体1300円)

文章を『かごめかごめ』のメロディーで歌っていくと、十二支の動物と季節の食べもの、時計の見方が、いっぺんに覚えられる絵本。(2歳から)

びっくりかずあそび

チャック・マーフィー/作・きたむらまさお/訳(大日本絵画 本体1300円)

ページに大きく白黒の数字がひとつ。1から10までのその数字を引いたりめくったりすると、色鮮やかな動物やものがその数だけ現れる美しいしかけ絵本。(3歳から)

かわいいてんとうむし

メラニー・ガース/文・ローラ・ハリスカ・ベイス/絵・きたむらまさお/訳(大日本絵画 本体1400円)

ページに開いた穴からちょこんと姿をのぞかせたてんとうむしが、絵本をめくるたびに1匹ずつ消えていきます。いったいどこにいったのでしょう?(3歳から)

1から10まで……

ひっくりかえしてもういちど
ベティ・アン・シュワルツ/文・スージー・シェイカー/絵・きたむらまさお/訳(大日本絵画 本体1500円)

ページをめくるごとに増えていく見開き中央のリボンに現れたむしたち。10まで数えて絵本の天地を逆にすると…もう1つのお話が楽しめます。(3歳から)

クリストファーのしあわせないちにち

バレリー・ゴルバチョフ/作・三原泉/訳(偕成社 本体1400円)

数の数え方を習った子ウサギくんは、出会ったものをなんでも数えてみます。新しい知識を得た子どもの喜びが、あふれるように伝わる絵本

100かいだてのいえ

いわいとしお/作(偕成社 本体1200円)

100階だてのいえの最上階に住む誰かから「遊びにきてね」と手紙をもらったトチくんは、100階を目指します。楽しく100までの数を学べます。(3歳から)

ゲーム・ブック(2)かぞえてみようくらべてみよう

五味太郎/作(偕成社 本体1000円)

数をテーマにした楽しいゲーム絵本。ピエロがもっているボールの数や、食べたドーナツの数など、いろいろなものをかぞえながら数字が学べます。(3歳から)

かずのほん1

どっちがたくさん

遠山啓/監修・横田昭次/絵(童心社 本体1300円)

らいおんのかずと、とらのかずどっちがたくさん? ならべてくらべてみよう。1対1の対等により、ものの数を比較して数の認識を深める絵本。(3歳から)

かずのほん2

0から10まで

遠山啓/監修・田畑精一/絵(童心社 本体1300円)

ふたつのもの、なーんだ? め、みみ、まゆげ。みっつのものは? さんりんしゃ。身近なものの数を通して、0から10までの数に親しめます。 (3歳から)

かずのほん3

0から10までのたしざんひきざん

遠山啓/監修・田畑精一/絵(童心社 本体1300円)

たしざんって、なーんだ? ひきざんって、なーんだ? わかりやすい絵が魅力。1970年の刊行以来読みつがれるロングセラーをどうぞ。(3歳から)

はじめてであうすうがくの絵本1

安野光雅/作(福音館書店 本体1600円)

数学なのに絵がいっぱい?「こびと」「てんし」に「にんぎょ」。安野氏の描く、ふしぎな世界に迷い込みながら、数学のおもしろさに気づける1冊です。(小学低学年)

ぐりとぐらの1・2・3

なかがわりえこ/さく・やまわきゆりこ/え(福音館書店 本体476円)

1から10までの数を、リズミカルな「かぞえうた」で紹介。楽しいうたを親子で口ずさみながら、自然と数に親しむことができます。(2、3歳)

かぞえてみよう

スカーリーおじさんのかずの本
リチャード・スカーリー/作・いながきこうすけ/訳(評論社 本体1700円)

スカーリー絵本でおなじみのかわいい動物たちが登場。楽しみながら、数や数字に親しみ、たし算やひき算の基礎を身につけられます。(幼児から)

数字ってこ〜んなにオモシロい!!

(全3巻)
教育画劇/制作(教育画劇 揃本体9600円)

数字のゲームをしたり、クイズをしたり遊びながら、数字の楽しさがわかります。体の数、もてる数字、数字で書く手紙、数の歴史、9のマジック、つるかめ算、数のピラミッドなどもりだくさん! (小学低学年から)

コブタをかぞえてIからMM

アーサー・ガイサート/作・久美沙織/訳(BL出版 本体1500円)

I、V、X、Cなどの文字で表されるローマ数字。1から2000匹のコブタを数えれば、ローマ数字も覚えられる楽しい絵本です。(小学低学年から)

かぞえてみよう

安野光雅/作・絵(講談社 本体1600円)

独特の美しい線画で描かれた田園風景をモチーフに、豊かな発想で、数の世界のおもしろさを子どもに見せてくれる絵本。ホーンブック賞はじめ、数々の国際的な賞を受賞した作品です。(幼児から)

10にんのきこり

A・ラマチャンドラン/さく・田島伸二/やく(講談社 本体1500円)

10人のきこりが森に行って1人が1本ずつ木を切って言います。「まだある、まだある」 とうとう最後の木を切った時……。インドの作家が描くユニークな絵本。(幼児から)

バーバパパのかずのほん

アネット・チゾン&タラス・テイラー/さく・やましたはるお/やく(講談社 本体1200円)

フランス生まれの大人気キャラクター、どんな形にも変身できるバーバパパ、バーバママとその子どもたちと1緒に楽しく数を学べる絵本です。(幼児から)