“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2010年9月号より

政治の本

 先日の参議院選挙。一緒に投票に行った息子が投票用紙に友だちの名前を書くと言い張るので、選挙で選ばれた人はどんな仕事をするのか説明しようとして悩みました。親子で学べる本を紹介してください。(東京都 母親)

政治と経済がわかる事典

PHP研究所/編(PHP研究所 本体2800円)

「税制改革」「裁判員制度」など、ニュースや新聞などでよく耳にする政治、経済の用語を、絵を交えながらわかりやすく解説した事典です。(小学高学年から)

板垣退助 三日月に祈る自由民権の志士

古川 薫/作・岡田嘉夫/絵(小峰書店 本体1600円)

明治維新後の藩閥政治がこの国をダメにするという危機感から、自由党を結成した板垣退助の「自由」をもとめる命がけのたたかいを描く。(小学高学年から)

世界の保存食(2)野菜の保存食

谷澤容子/著・こどもくらぶ/編(星の環会 本体2300円)

ザウアークラウト、キムチ、ラペッ・トゥなどの歴史や作り方、その国とのかかわりを紹介。塩のこと、世界のつけもの、梅干しの作り方など補足情報も。(小学中学年〜中学)

桂小五郎 奔れ! 憂い顔の剣士

古川 薫/作・岡田嘉夫/絵(小峰書店 本体1600円)

免許皆伝の腕をもちながら生涯剣を抜くことなく、また情熱の人でありながら冷静沈着。長州藩のリーダーとして維新の立役者となった小五郎の青春を描く。(小学高学年から)

伊藤博文 明治日本を創った志士

古川 薫/作・岡田嘉夫/絵(小峰書店 本体1600円)

吉田松蔭門下で、高杉晋作とともに改革を目指し、初代内閣総理大臣にまでのぼりつめるが、韓国併合の事で暗殺による非業の死を遂げた伊藤博文の人間像を描く。(小学高学年から)

用語でわかる!

政治かんたん解説(上・下)

福岡政行/監修・著(フレーベル館 本体各3800円)

知っているようで、はっきりとわかっていない政治用語をかんたんにわかりやすく解説。1用語につき1見開きで、政治のしくみを学べます。(小学中学年から)

リンカーンとダグラス

ニッキ・ジョヴァンニ/文・ブライアン・コリアー/絵・さくまゆみこ/訳(光村教育図書 本体1700円)

人種の平等がまだ成立していなかった、19世紀アメリカ。人種の壁をこえた友情、そして1つの大きな目標に向かって互いに協力し合う姿が心に響きます。(小学中学年から)

ひとはみな、自由 世界人権宣言

中川ひろたか/訳(主婦の友社 本体2500円)

キッズのための人権宣言絵本。世界じゅうの人たちが楽しく幸せに暮らすため、もう1度考えなければいけないことが、いっぱい詰まった絵本です。(小学低学年から)

アリ王国物語

アリマス国とアリマセン国

鬼頭 隆/作・タツトミカオ/絵(ひさかたチャイルド 本体1200円)

砂糖をめぐり、アリマス国とアリマセン国のアリたちが対立! なぜ戦いは起こるのか、いかに戦いがおろかなことか、平和への願いを描く物語。(4、5歳から)

池上彰の君ならどう考える、地球の危機(2) 戦争と紛争

アンソニー・リシャック/著・池上 彰/日本語版監修・青木桃子/訳(文溪堂 本体2800円)

戦争や紛争について、さまざまな立場の人の証言と意見の背景を提示し、自分とどのような関係があるか、自分はどう考えるかなど、児童に考えさせる本。(小学中学年から)

池上彰の君ならどう考える、地球の危機(3) 差別問題

アンソニー・リシャック/著・池上 彰/日本語版監修・青木桃子/訳(文溪堂 本体2800円)

差別問題について、さまざまな立場の人の証言と意見の背景を提示し、自分とどのような関係があるか、自分はどう考えるかなど、児童に考えさせる本。(小学中学年から)

なぜ戦争はよくないか

アリス・ウォーカー/文・ステファーノ・ヴィタール/絵・長田 弘/訳(偕成社 本体1200円)

戦争がその姿を巧みに隠し、人びとの平和な日常にしのびよるさまを静かに語りかける一方、大胆な画法でその恐ろしさを表現する、衝撃の1冊。(小学低学年から)

6にんの男たち なぜ戦争をするのか?

マッキー/文と絵・中村こうぞう/訳(偕成社 本体1200円)

平和を望みながらも富を求めて戦争の道を歩む人間の愚かさを、ユーモアとペーソスを交え軽快に描く。戦争をひきおこす原因を追及する絵本。(小学低学年から)

新版

悲劇の少女アンネ 「アンネの日記」の筆者・感動の生涯

シュナーベル/著・久米 穣/編訳(偕成社 本体1200円)

ナチス・ドイツのユダヤ人迫害により、15歳の生を終えたアンネ=フランク。苦しい境遇の中でも明るく希望をもって生きた少女の生涯を描く。(小学高学年から)