“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2005年10月号より

美術の本

 夏の旅行で初めて美術館に行ったわが家の6歳児。とても興味を持ったようです。もともと絵を描くのが大好きで、先日はお気に入りのぬいぐるみを主人公にした絵本らしきものをつくり、読み聞かせてくれました。子どもと一緒に楽しめる美術の本を紹介してください。(宮城県・会社員)

小学館あーとぶっく

ゴッホの絵本

結城昌子/構成・文(小学館 本体1440円)

子どものための「体験する名画シリーズ」の第1巻。シリーズ全体で60万部を超える人気の美術絵本です。「ぐるぐる」をキーワードにして、ゴッホを読み解いていきます。(幼児から)

小学館あーとぶっく

モディリアニの絵本

結城昌子/構成・文(小学館 本体1440円)

大人気シリーズの第12巻。長い顔と首、瞳のない目の肖像画が特徴のモディリアニの代表作を楽しむうちに、絵画の形と色の見方がわかります。(幼児から)

ひらめき美術館

(全3巻)
結城昌子/作(小学館 本体各1750円)

名画を鑑賞しながら絵を描いたり、クイズに挑戦したり、と感じるままに名画と遊ぶ美術館のような絵本です。(幼児から)

描かれた食べもの

ウエンディ&ジャック・リチャードソン/編・福間加容/訳・若桑みどり/日本語版監修(小峰書店 本体2500円)

人間が生きていくうえで欠かせない「食べもの」。大昔から現代に至るまで、さまざまな画家たちが表現してきた食べものの絵画を20点紹介し、解説します。(小学高学年から)

描かれた戦い

ウエンディ&ジャック・リチャードソン/編・福間加容/訳・若桑みどり/日本語版監修(小峰書店 本体2500円)

歴史上の戦闘や、空想上の情景、精神的な戦い、そして戦争。古今東西の画家たちがとらえた、さまざまな「戦い」の絵画を、20点紹介し、解説します。(小学高学年から)

描かれた仕事

ウエンディ&ジャック・リチャードソン/編・福間加容/訳・若桑み どり/日本語版監修(小峰書店 本体2500円)

「仕事」をテーマにした絵画を世界中から選び、20点紹介します。肉体労働や楽しい作業など異なる視点から描かれた「仕事」をみてみましょう。(小学高学年から)

美術館へようこそ

ジョイ・リチャードソン/著・潮江宏三/日本語版監修・岩坂 彰/訳(BL出版 本体3000円)

ロンドンのナショナル・ギャラリー所蔵の名画を通して、各作品の主題、技法、鑑賞のポイントなどをわかりやすく解説。若い世代から大人まで楽しめる。(中学から)

ジベルニィのシャーロット

ジョアン・マックファイル・ナイト/文・メリッサ・スウィート/ 絵・江國香織/訳(BL出版 本体1600円)

1892年、アメリカからフランスにある芸術家たちの村、ジベルニィにやってきた1人の少女。彼女の目を通して芸術家たちの姿を綴ったフィクション。(中学から)

哲ちゃんの詩

岩下哲士/画・柳瀬房子/詩(佼成出版社 本体1400円)

哲ちゃんの左手は病気が原因で動きません。千手観音に描いたたくさんの手は、哲ちゃんの“心の手”です。哲ちゃんの心を力強い詩で語ります。(3歳から)

ASO〜阿蘇、ぼくの心のふるさと〜

葉 祥明/絵・文(佼成出版社 本体1600円)

壮大な阿蘇の風景を見て育った、画家・葉祥明。氏独自の視点で捉えた阿蘇を描いた、集大成的な画集。目の前に広がる阿蘇の美しさに癒されます。(5歳から)

はじめてであう絵画の本

(全16巻)
アーネスト・ラボフ/編著・みつじまちこ/訳(あすなろ書房 揃本体27200円)

欧米で定評あるE・ラボフの、16人の画家別美術入門シリーズ。アメリカの西部開拓時代を描いたユニークな画家レミントンも収録。(小学中学年から)

エンバリーおじさんの絵かきえほん

(全5巻)
エド・エンバリー/作(偕成社 本体各1400円)

顔や動物、乗り物や建物、何でもすらすらと絵が描けてしまう楽しい絵本。単純な線や点、記号や指紋を使って独創的でユーモラスな絵の描き方を紹介します。(4・5歳から)

うつくしい絵

かこさとし/著(偕成社 本体1400円)

ダ・ビンチ、ゴッホ、北斎、ピカソなどの作品を通して、美しい絵とは? なぜ美しいのか? をわかりやすく読者と一緒に考えていく、美術入門テキスト。(小学低学年から)

テレジンの小さな画家たち

野村路子/著(偕成社 本体1500円)

ナチスの収容所で子どもたちは4000枚の絵をのこした。ひそかに描かれた遊園地やサーカスの楽しい思い出。ガス室で殺された子どもたちの記録です。(小学中学年から)

太陽レクチャーブック(3)

北欧インテリア・デザイン

島崎 信ほか/著(平凡社 本体1800円)

建築・家具・照明・テキスタイルデザイン・テーブルウェアなどの各ジャンルについて、第1人者が豊富なビジュアルレクチャーを施し、解説を行う。(中学から)

コロナ・ブックス115巻

京の色事典330

コロナ・ブックス編集部/編(平凡社 本体1800円)

平安時代以来、京都で育まれ、洗練されてきた330の色彩を紹介する。1色ごとの色見本と解説を付し、絵画から染織まで具体例を豊富に掲載。(中学から)

ルネ・ラリック光への軌跡

池田まゆみ/著(平凡社 本体2381円)

アール・デコのガラス作品の巨匠として名高いルネ・ラリック。その花瓶、香水瓶、食器、文房具、立像などの名品200余点を紹介する。(中学から)

はじめてであう美術館

ルーシー・ミクルスウェイト/構成・俵 万智/ことば(フレーベル館 本体2000円)

作家・時代・知名度にこだわらずに世界中のさまざまな絵画を100点以上集め、「色」「季節」「五感」など親しみやすいテーマにそって紹介。(幼児から)

シェイプ・ゲーム

アンソニー・ブラウン/作・藤本朝巳/訳(評論社 本体1300円)

かぞくで美術館にいった。ママが、絵を見る楽しさ、絵を描く楽しさを教えてくれた。名画もちがった目で見ると…。ゆかいな美術入門。(小学低学年から)

ババールの美術館

ロラン・ド・ブリュノフ/作・せなあいこ/訳(評論社 本体1900円)

ぞうの王さまババールが、世界中からぞうの美術品をあつめ、りっぱな美術館をつくった。人間の世界でみたような、絵や彫刻もあるよ!(小学低学年から)

えのすきなねこさん

にしまきかやこ/作(童心社 本体1200円)

絵を描くのが好きなねこさんがいました。そんなねこさんのことを、お友だち達は「絵なんて何の役に立つんだろう?」とふしぎがっていました。でも……。(幼児から)

くろくんとふしぎなともだち

なかやみわ/作(童心社 本体1200円)

クレヨンのくろくんが歩いていくと、バスがいるではありませんか! 乗り物の楽しさ、新しいお友だち、絵を描くよろこびなど、うれしいこといっぱい!(幼児から)

くれよんのくろくん

なかやみわ/作(童心社 本体1200円)

子ども達が大すきなクレヨン達が大活躍! 絵を描く楽しさ、喜びにあふれています。読了後、お絵描きを楽しんだという声が、多数寄せられています。(幼児から)

工作のコツ絵事典

霜野武志/監修(PHP研究所 本体2800円)

工作にはコツがあった! 創作のために必要な道具の扱い方と素材を紹介。実際につくった場合、制作にどの程度の時間がかかるかも目安を提示!(小学中学年から)

arty facts 見て、さわって、しらべて、つくろう!

(全12巻)
池上陽子/訳(PHP研究所 本体各2000円)

子どもたちが興味をもつことについて、左頁では解説、右頁では作り方を紹介したユニークな内容。学んで、作って、遊べる、たのしい本。(小学低学年から)

紙の工作大百科

(全3巻)
西本 修・武田真理恵ほか/著(あかね書房 本体各2800円)

いろいろな紙素材を使って簡単に作れる、かべかざりやカード、対戦して遊べるおもちゃなどを紹介しています。コピーして使える便利な型紙つき。(小学中学年から)

ウィリーの絵

アンソニー・ブラウン/作・なかがわちひろ/訳(ポプラ社 本体1600円)

ウィリーが描く、ふしぎな絵。あれ、でもどこかで見たことあるよ!? モナリザなど名画をモチーフに、絵を見る楽しさを伝える絵本。(小学低学年から)

おしゃべりな絵日記

アトリエエレマンプレザンの子どもたち
立アトリエエレマンプレザン/編(ポプラ社 本体1400円)

あざやかな色彩、大胆な線、あふれる詩情。ダウン症の子どもたちが、気持ちをそのままぶつけて描いた力強い絵が、感動を呼びます。(3歳から)

○△□の美しさって何?

本江邦夫/著(ポプラ社 本体1200円)

○△□の形と色が主役となった絵、抽象画。カンディンスキー、モンドリアンなどの代表作を通じ、抽象画誕生の理由と意味を解き明かす。(中学から)

ラガディ・アン

(全3巻)
ジョニー・グルエル/作・絵・角野栄子/訳(金の星社 本体各950円)

1950年に誕生して以来、上質な児童書として、また高い美術的価値のある作品として愛され続けてきたラガディ・アン。プレゼントにも最適な絵本。(幼児から)

地球はひとつ

アートによる世界人権宣言
アムネスティ・インターナショナル日本支部/編・谷川俊太郎/翻訳協力・和田 誠/ブックデザイン(金の星社 本体3000円)

世界人権宣言50周年記念出版絵本。世界で活躍中のイラストレーターがボランティアで参加。絵本の収益はアムネスティの活動資金として活用されます。(幼児から)

NO IDEA

安西水丸・和田 誠/作(金の星社 本体1200円)

人気イラストレーターの都会的で洗練された内容が楽しい、ユーモアとエスプリに満ちたハイセンスな大人の絵本。村上春樹の書き下ろしエッセイも掲載。(小学高学年から)

美術の歴史

クラウディオ・メルロ/著・木下哲夫/訳(さ・え・ら書房 本体3800円)

古代から現代まで、各時代の代表的作品と、それが生まれた背景を紹介し、制作作業のようすを精密なイラストで再現する。(小学高学年から)

子どものための美術入門

(全6巻)
コリーン・キャロル/文・斉藤律子/訳(くもん出版 各本体2000円)

世界のすぐれた画家たちが、どのように絵を描いているかをテーマ別に収録し、子どもたちに想像力を使って絵を見る方法をガイドします。(小学中学年から)

ふしぎなえ

安野光雅/絵(福音館書店 本体743円)

上がっても上がっても下へいく階段、どうしてもさかさまに歩いてしまう迷路など、子どもから大人まで楽しめる、不思議な絵の世界です。(幼児から)

ふわふわなあに

浅川真紀/構成・文(福音館書店 本体1500円)

動物の毛並み、空をゆく雲…様々な「ふわふわ」を描いた名画を楽しむ絵本です。「びじゅつのゆうえんち」(全12巻)シリーズ最終巻。(幼児から)

絵本の世界・110人のイラストレーター

(全2巻)
堀内誠一/編(福音館書店 本体各7000円)

世界の絵本芸術300年の歴史が2冊の本に結晶しました。ウィリアム・ブレイクから現代まで、豊富な美術資料で綴った、目で見る絵本史です。(中学から)

名画で見る世界のくらしとできごと

(全4巻)
アントニー・メイソン/著・八木恭子ほか/訳(国土社 本体各2800円)

美術史の流れにそって、作品とその作品が描かれた時代、人々のくらしぶりや思想などを多角的に解説。大判の迫力ある作品とその魅力をわかりやすく紹介。(小学中学年から)

名画の秘密をさぐる

(第1期・全8巻)
バンギーリほか/文・長島良三ほか/訳(岩崎書店 本体各2800円)

有名な画家の作品とその生涯を、少年少女をナレーター役において、物語じたてで紹介したユニークな美術入門書シリーズです。(小学高学年から)

かこさとしあそびの大惑星10

びっくりしゃっくりのあそび

遊びの謎々美術城
かこさとし/文・絵(農文協 本体1262円)

写楽の動く目玉、ミレーのかくし絵、逆さま絵、かわり絵、錯覚サーカス、ドッキリ箱、切手モナリザなど視覚による面白現象や心理・感覚の遊びが満載。(小学低学年から)