“さがしています。こんな本”

月刊「こどもの本」2004年2月号より

伝統文化の本 NO.1

 初詣に行って、おせちを食べて、そしてお年玉。小さい頃のお正月は楽しくて、子どもながらに「自分たちの文化」を感じました。最近のお正月はそんなに楽しくないけれど、新しい年の始めに、お正月の行事に限らず、日本または世界の伝統的な文化を伝える本を教えてください。(船橋市・学生)

はなび

秋山とも子/作・絵(教育画劇 本体1300円)

あがれ あがれ みんなのはなび!年にいちど、よぞらに大きなはなびがあがります。うちあげはなびができあがって、あがるまでをこくめいに描いた絵本。(幼児から小学低学年)

おしょうがつ

松野正子/作・ましませつこ/絵(教育画劇 本体1200円)

たこあげ、はねつき、すごろく、かるた。いつもとおなじ朝なのに、今日は昨日と違います。今日からはじまる新しい年。新しい1日。お正月の絵本。(幼児から小学低学年)

かならず折れる

おりがみ(1)〜(3)既3巻

小林一夫/監修(ひかりのくに (1)(2)本体800円、(3)本体880円)

折り方や手順がひと目でわかるようにイラストで表現しており誰でも簡単に折れるように工夫がいっぱいです。(幼児から)

改訂新版かならずできる

あやとり

尾原昭夫/監修(ひかりのくに 本体1180円)

あやとりの仕方をイラストや写真でわかりやすく紹介しており途中でくじける事なく誰でもかならずできるように工夫がいっぱいです。(幼児から)

折り紙つき

誰でも折れるおりがみ(1)(2)

あやとりひもつき

誰でもできるあやとり(1)(2)

(ひかりのくに 本体各880円)

伝承の代表的な折り方・遊び方を豊富に紹介。折り紙付・あやとりひも付ですぐに遊べます。(幼児から)

アイヌ ネノアン アイヌ

萱野茂/文・飯島俊一絵(福音館書店 本体1300円)

ずっと昔から北海道で暮らしていたアイヌ。自分たちの言葉で話し、自分たちの神さまを信じてきたアイヌの人たちの歴史や生活を、昔話とともに届けます。(小学中学年)

花祭りのむら

須藤功/著(福音館書店 本体1600円)

700年の歴史をもつ奥3河の民俗芸能、花祭り。村人は祭りとともに成長し、安らぎを得てきた。過疎化により後継者がいなくなった今、伝統の灯は……。(小学高学年から)

アフリカのおくりもの

飯沢耕太郎/絵・ことば(福音館書店 本体1600円)

東アフリカを何度も旅して、アフリカの空気を吸い込んだ著者が、現地で描いた鮮やかな絵に、お話とことばをそえた本。スワヒリ語文化圏に読者を誘います。(小学高学年から)

伝統工芸にたずさわる仕事

ヴィットインターナショナル企画室/編(ほるぷ出版 本体2200円)

日本の伝統工芸である陶磁器、和紙、織物に関わる職人の仕事とその歴史を詳しく紹介。興味を持った人のために伝統工芸に関わる連絡先も掲載。(小学高学年から)

伝統美を表現する仕事

ヴィットインターナショナル企画室/編(ほるぷ出版 本体2200円)

日本の伝統的な美を表現する花火師、和菓子職人、歌舞伎役者という3つの職業をまんがと詳しい解説で紹介。楽しみながら読めます。(小学高学年から)

どもことわざ新聞

庄司和晃/監修(世界文化社 本体1200円)

日本の生活の知恵がつまったことわざを、新聞のように最近の時事や漫画などをおりまぜ、わかりやすく、かつ楽しくコミカルに描いた1冊です。(小学中学年)

和太鼓を打ってみよう

坪能由起子/監修・現代邦楽研究所/編(汐文社 本体2000円)

キツネのばち兄貴とドンドンが初めての人にもわかりやすく、楽しく和太鼓を紹介。大太鼓と締太鼓を中心に、その歴史、名称、扱い方などと、簡単な演奏ができるまでを写真とイラストで解説。(小学中学年から)

囲碁ってどんなゲーム?入門編

(財)日本棋院/監修・藤井レオ/著・絵(汐文社 本体1800円)

本書は、初めて囲碁にふれる子どもでも、すぐにゲームができるよう、イラストやマンガで楽しくわかりやすく解説。基本ルールから、マナーや歴史までわかる入門編。(小学中学年から)

イラスト

中学生川柳(1)

小林桂三郎/編・しばはら・ち/絵(汐文社 本体1400円)

中学生がユーモア精神たっぷりに、親や教師、恋愛や世の中を風刺した川柳が大集合。楽しいイラストが、思わず笑いをさそいます。第1巻は、家庭・塾・宿題などをテーマに、中学生の本音に迫ります。(中学)

入門俳句事典

石田郷子/著(国土社 本体2800円)

5-7-5の17文字で表現する文学。俳諧から始まった俳句の世界を、歴史、俳人伝、俳句の作り方、句会の開き方など、写真やカットと共に紹介する事典。(小学高学年から)

伝統工業を調べよう

北俊夫/監修(国土社 本体2600円)

染織品、陶磁器、漆器、木工品・竹工品、金工品、和紙、人形など、日本独特な伝統工業で作られるものがある。写真とともにそれらを詳しく紹介した1冊。(小学高学年から)

ものづくり探検(5)

伝統工芸の世界

ものづくり探検編集室/編著(理論社 本体2400円)

陶器・磁器・漆器・鉄器・人形和紙・織物、そろばん・将棋の駒、3味線、筆・墨、清酒。日本に伝わる伝統工芸品のできるまでを紹介する。(小学中学年から)

なぞ!ふしぎ!世界の遺跡探検(1)

アジア発見!

岩田一彦/著(理論社 本体2500円)

日本の遺跡として特に知られる三内丸山遺跡、登呂遺跡、吉野ヶ里遺跡、大山・仁徳陵古墳をとりあげる。(小学高学年から)

日本にのこるなぞのミイラ

たかしよいち/原作・吉川豊/漫画(理論社 本体1000円)

まんがでたどる世界のふしぎ。日本では、鉄門海や本明海上人、藤原三代など今でも残るお坊さんや武士のミイラに焦点を当てて仏教文化を探る。(小学中学年から)

市川染五郎の歌舞伎

小野幸恵/著・市川染五郎/監修(岩崎書店 本体2800円)

歌舞伎の歴史、舞台のしくみ、どんな趣向があるのか。染5郎ならではの歌舞伎に対する思いを存分に語っています。写真も豊富なので、見ても楽しい本。(小学高学年から)

野村萬斎の狂言

小野幸恵/著・野村萬斎/監修(岩崎書店 本体2800円円)

狂言の型や表現方法を教育テレビでもおなじみの萬斎がわかりやすく解説。作品の紹介を読むと狂言をみてみたくなる程、狂言についてよくわかる本。(小学高学年から)

吉田蓑太郎の文楽

小野幸恵/著・吉田蓑太郎/監修(岩崎書店 本体2800円)

文楽の歴史、演目などのほか、実際に小学校で文楽を自分達で作るワークショップを紹介し、子供達自身が文楽に親しんでいる様子がよくわかる。(小学高学年から)

はいくのえほん

西本鶏介/編・高部晴一/絵(鈴木出版 本体1100円)

俳句は、日本人の四季折々の情緒を育んできた最も身近な定型詩。美しい絵とともに日本語の持つ美しい響きを味わいつつ、気軽に名句に親しんで下さい。(4歳から)

ことわざのえほん

西本鶏介/編・高部晴一/絵(鈴木出版 本体1100円)

子どもにもわかりやすいことわざにユニークな絵をつけて楽しく紹介しました。この1冊でことわざについてはもう「鬼に金棒」です!(4歳から)

やってみたいなこんなしごと(2)

人形作り

木戸征治/写真・国松俊英/文(あかね書房 本体1800円)

藤村さんは東京の下町で江戸時代のものと同じ材料、やり方で市松人形を作り続けています。魂のこもった人形作りのためにどんな工夫や勉強をしているかな。(小学中学年から)

やってみたいなこんなしごと(13)

陶器作り

石高英臣/写真・七尾純/文(あかね書房 本体1800円)

美濃焼の陶芸家として活躍中の安藤さんは岐阜県の多治見市に生まれ、18歳の時家業を継ぎました。土や炎と対話しながら、1作1作、心をこめて作ります。(小学中学年から)

夢に近づく仕事の図鑑(11)

日本の伝統文化を守りたい!

仕事の図鑑編集委員会/編(あかね書房 本体3000円)

落語家、邦楽家、ガラス工芸家、指物師、宮大工、筆職人、和裁士、華道・茶道教師など古くから伝えられ守り継がれてきた日本の文化的職業を紹介します。(小学中学年から)

調べて学ぶ日本の衣食住衣

日本人は何を着てきたか

村田泰彦/監修(大日本図書 本体4500円)

布の始まりから染色・織物の発達、衣装の移り変わりなど、日本人の衣生活を多様にとりあげます。(小学高学年から)

調べて学ぶ日本の衣食住衣

日本人は何を食べてきたか

村田泰彦/監修(大日本図書 本体4500円)

狩猟から稲作への移行、料理法の発達、食生活の変化など、日本人の食生活のルーツをさぐります。(小学高学年から)

調べて学ぶ日本の衣食住衣

日本人はどう住んできたか

村田泰彦/監修(大日本図書 本体4500円)

たて穴式住居からくに・むらの発生、建築技術の進歩など、日本人の住生活史の集大成。調べ学習に。(小学高学年から)

なんででんねん天満(てんま)はん

今江祥智/ぶん・長新太/え(童心社 本体1500円)

大阪天満の天神祭。花火にお囃子、みこしにはっぴ。鮮やかな色づかいに祭の音を聞きつつ、関西の語りに身をまかせ、たくさんの天神たちと祭の中へ。(小学中学年から)