“さがしています。こんな本”
月刊「こどもの本」2020年5月号より
環境問題を考える本No.1
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はやしますみ/作・絵(本体1300円 ひかりのくに)たんぼの1年を描く中で、約70種の生き物が登場。一見残酷に見える食物連鎖のしくみを「いただきまーす」と軽快な言葉と鮮やかな色で描く。 |
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高木さんご/作・黒井 健/絵(本体1280円 ひかりのくに)汚れたお月様を1年に一度、キツネたちが山の池で洗います。網を投げて竹とススキで作った道具で磨くのですって。大気汚染を考える絵本。 |
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にしかわおさむ/作・絵(本体1200円 ひかりのくに)海に遊びにきたおじいさんとおばけたちが、網がからまったクジラの赤ちゃんを、海にかえそうと奮闘します。海の生物のくらしを思いやるきっかけに。 |
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保坂直紀/著・こどもくらぶ/編(本体3000円 岩崎書店)「地球温暖化」のしくみは、とても複雑ですが、この本では図や写真を多用して、小学生でもわかりやすいように解説しています。 |
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パピルス/文・白ひげくじら/絵・新井佐季子/訳(本体1600円 岩崎書店)オールカラー! 『沈黙の春』『センス・オブ・ワンダー』の著者として高名なレイチェル・カーソン。環境保護の重要性を訴えた生涯をまんがで伝える。 |
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除本理史/監修(本体3600円 岩崎書店)水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく。教科書にも出てくる四大公害病について、横断的に調べることができる。 |
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高月 紘/監修・WILLこども知育研究所/編・著(本体各3200円 金の星社)なぜごみが出るのか。ごみはどう処理されているのか。ごみ処理の現状を解説し、現代社会がかかえるごみ問題と未来について考えるシリーズです。 |
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梅澤真一/監修(本体3900円 金の星社)小学3・4年の社会科で学ぶ2つの施設について、施設の概要や作業工程などを詳しく紹介。現地取材を行い、写真やイラストを効果的に盛り込んだ図鑑。 |
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三浦慎悟/監修(本体各3200円 金の星社)野生動物による人身被害や、森林被害、農業被害などが深刻化しています。それらの被害の実態について解説し、その原因を考え被害を防ぐ方法を紹介。 |
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櫻井季己/写真・文(本体1400円 少年写真新聞社)アカウミガメの産卵のふしぎと、その見守りを生活の一部とする人びとの姿を追う著者による、ウミガメと人とのつながりの物語。 |
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飯野和好/作(本体1500円 理論社)山里に暮らす腐葉土のふよこちゃんの目から見た、人のうつり変わりをおっとりとしたペースで描く、愛らしさいっぱいの絵本。 |
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飯野和好/作(本体1400円 理論社)里山の林で生まれ育ったふよこちゃん。最近、山が弱ってきたのを、守り神のオオサンショウウオさんがおじいちゃんと治療してくれることになりました。 |
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佐竹節夫/著・山口達也/絵(本体2900円 童心社)コウノトリを再び日本で野生復帰させようという、兵庫県豊岡市の人たちの取り組みを通して、人間と自然の関係を考える。 |
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鷲谷いづみ/著・河野修宏/絵(本体2900円 童心社)野生化し、日本の在来種を脅かす、特定外来生物セイヨウオオマルハナバチの監視活動を紹介。外来種に関して考える1冊。 |
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たじまゆきひこ/作(本体1600円 童心社)ぼくたちは沖縄やんばるの森で暮らしてきた。しかし、森を壊すヘリパッド建設が始まり……。軍備による環境破壊を描いた力作。 |
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ジョージア・アムソン=ブラッドショー/作・大山 泉/訳(本体2200円 評論社)日常生活に欠かせないプラスチック。分解しない性質から、今多くの問題を引き起こしています。プラスチックを知り、へらす努力を! |
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ローラ・M・シェーファー・他/ぶん・フラン・プレストン=ガノン/え・せなあいこ/やく(本体1400円 評論社)1個のドングリから木が育ち、その木に鳥が巣を作り、花が咲き、種が落ち、森を支える……豊かな生命の連鎖をシンプルに描く絵本。 |
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ジル・ルイス/作・さくまゆみこ/訳(本体1600円 評論社)ケガをしたイルカの子を見つけた少女カラ。イルカを助けたいという気持ちは、海を守りたいという思いに広がっていく。胸を打つお話。 |