こどもの本

私の新刊
『ことばたんてい テンテン・マールをおえ』 平田昌広、平田 景

(月刊「こどもの本」2021年1月号より)
平田昌広、平田 景さん

ことばあそびで事件を解決!

けい(以下け)「ねえ、まっさん、なんだかズキズキするよー」

まさひろ(以下ま)「え? 頭痛?」

け「ちがうよ。まっさんを想ってスキスキっていいたかったの! きっとテンテン・マールのしわざだよ!」

ま「はあ…。えー、解説します。ことばたんていシリーズ第1作『テンテン・マールをおえ』では、ひらがなの濁点や半濁点をとったりつけたりできるワルモノが出てくるのです」

け「テンテン・マールめ、けいちゃんの〝スキ〟を〝ズキ〟にかえたなあ」

ま「そして、事件を解決するのが、ことばたんていというわけです」

け「ところで、まっさん、けいちゃんのペンしらない?」

ま「しらないよ。仕事道具はちゃんと管理しないとだめだよ」

け「おかしいなあ。どこにいったんだろう?」

ま「〝ペン〟が〝ヘン〟になって家出でもしたんじゃない」

け「あっ、こんなところにあった! ペンギンのぬいぐるみがもってたんだ。これはカクレンボーイのしわざだな」

ま「はあ…。解説します。シリーズ第2作『かくされたおたから』では〝ペンギン〟の中の〝ペン〟のように、ことばの中に、他のことばをかくしてしまうカクレンボーイというワルモノが出てきます」

け「あれ? まっさん、なにこれ? 『たわしの新刊』って」

ま「けいちゃん、それはたいせつな原稿だよ」

け「え? こんどは、たわしの絵本つくるの? どんなおはなし?」

ま「えー、シリーズ第3作『きょうふのばらばらじけん』には、ことばをばらばらにして並べかえてしまうワルモノが出てきます。つまり〝たわし〟は、もともと〝わたし〟。これは、いま、みなさんが読んでいる『私の新刊』の原稿というわけです」

け「まっさんたんていすごい!」

ま「ことばたんていシリーズ。新日本出版社より発売です。みなさま、どうぞよろしく!」

(ひらた・まさひろ、ひらた・けい)●既刊に『ぼくたちハダカデバネズミ』『かいていとっきゅう しんかいせん』「ことばあそび絵本」シリーズなど。

『ことばたんてい
新日本出版社
『ことばたんてい テンテン・マールをおえ』
平田昌広・作/平田 景・絵
本体1,500円