こどもの本 on the web>>国際子ども図書館を考える全国連絡会>>時のことば
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4月(編注・07年)に国立国会図書館長に就任して、瞬く間に2か月が過ぎようとしております。国立国会図書館も平成12年1月に国際子ども図書館が、平成14年4月には関西館が設置され、従来の枠を超えたサービスの提供に向けて大きく前進することができました。 特に、日本で唯一の納本図書館として利用と保存の両立を図る必要から、大人のための調査研究図書館としての立場に立ってきた国立国会図書館にとって、「国立国会図書館の本来の使命に立ち返るならば、同館の機能が、国民としての子どもと児童書にも等しく及ばなければならない」とした平成7年の「国立国会図書館に設置する児童書等の利用に係る施設に関する調査会」答申は、大きな方向転換を迫るものであったといえましょう。ここに国際子ども図書館設立の意義もあれば、悩みもあったと思います。 この答申の趣旨を活かすべく、平成7年の創設以来、国際子ども図書館の良き応援団として、重要な節目節目に要望書を取りまとめてこられた「国際子ども図書館を考える全国連絡会」の皆様の御努力に改めて感謝いたします。国際子ども図書館をよりよいものにするために、今後とも忌憚のない御意見をお寄せくださいますようお願いいたします。 さて、国際子ども図書館もおかげさまで、7年目を迎えました。多くの専門家の助言や協力を得て、試行錯誤しながらようやく児童書のナショナルセンターとしての形を整えてきております。たとえば、施設及び書庫の整備に合わせて業務・サービスの充実を図り、来館する子ども達に本に親しんでもらえるような工夫もしてきました。 しかし、一方で、当館は、納本図書館の常として、増加しつづける資料の保管問題を抱えています。国際子ども図書館も、平成24年前後には書庫の満架が予想され、施設の増設が必須であることから、平成16年度に、今後の方向性について外部の有識者の方々に諮問し、平成17年3月に「国際子ども図書館の図書館奉仕の拡充に関する調査会答申」をいただきました。これにもとづき昨年度から敷地調査及び建築調査を開始しております。 国家財政の厳しい折から、当館も人員削減・予算削減を強く求められており、はなはだ厳しい状況下にはありますが、長年の夢と期待を受けて誕生した国際子ども図書館が、その輝きを増すことができますように、職員と共に専心努力してまいる所存であります。 皆様の一層の御支援、御協力をお願い申し上げます。 *本文は、当会会報「国立・国際・子ども図書館」第21号(2007.6)に掲載されました。 |
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